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ぱずる、、〔一 ピース〕

[1162]  ホッチ  2007-01-21投稿
『プロローグ 』

叔母などから伝わる、作法、言い伝え、習わしなどは全て生きていく中で必要とされる最低限の勉強であり。

それを無視し、また道を外れると必ず災いが訪れる、、。

しかし今を生きる方々にとっては、関係のない話であることは否めない。



近年出回っている地図を広げても存在しない、小さな小さな村出身のバッチャン、、。
僕はバッチャンが大好きでいつも側にくっついていた、そんなバッチャンも煙たがること無く笑顔で僕と遊んでくれていた。

楽しかったな、、いろんな遊び、歌を教えてもらった。
今でも鮮明に思い出せる。この記憶力が今もあれば、、と頭の悪い人間に
育った自分を非難する。

年号は平成へとかわり、幼少期にみた街並みも今では異国のように変貌を遂げている、、。

便利もよいが、暫しの寂しさが残る。
僕だけだろうか?

たまに何気なく口ずさむ歌がある、、頭から離れない日もしばしば。

『いっちょこ 街すれ人離れ、、。
にぐるま 荒れ果てやまいトコ、、。
さんげん ふざけたわらし子が、、。
しもぜれ 呪われおっちんだ、、。
ごんげん そこへは近寄るな、、。』

内容的には気味悪いが、陽気な手まり唄風に確か歌っていた、、。
特に気にすることはなく、日々を暮らしていた。 それから数日後、唄が現実になった、、。

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