不思議な夢詩【1話 出会い?】
話しをまとめると朝兎は女王様の元へ行く為に通路を通ろうとしたら誰かに押されて隣のウサギの穴へと墜ちてしまった。
そして気が付けば陽向の家、とゆう事らしい。
「まるで不思議の国のアリスみたいだな。」
今までの事を聞いて素直に思った感想を口にする。
「うん。だってアリスの世界から来たんだもん!」
「・・・へぇー?」
捺はまた懐中時計になっていた。
「で。これからどぉすんだ?家には別にいつまで居ても構わないんだけど・・・さ。」
ちらっと朝兎を見て言う。
「んー。取りあえずウサギの穴を捜すーっ。」
「へぇ・・・まぁ頑張れ。」
「え。何言ってんのさっ陽向も捜してよーっ!」「えぇー・・・。」
陽向は正直やっても構わないのだが面倒くさい。
「ねーいーじゃんいーじゃんっ。人助けーっっ!」
「雪葉は人じゃねぇんだろ?!」
「じゃあ動物助けーっっ!」
朝兎の目には段々と涙が溜まってくる。
泣かれると手がつけられない。
小さい子は特に。
「あーもーっいいよ。一緒に捜すよっ。」
投げやり気味に、尚且つ朝兎の涙に負けた言葉。
「本当?!」
目を輝かせる。目に涙が溜まってたせいか、余計に。
「うん。」
「すいません・・・。」
何処からか謝る声が聞こえる。
「え?」
「朝兎の泣き落としは・・・本当に・・・。」
「泣き・・・落とし・・・?」
ちらっと朝兎の方を見ると
ぺろっと舌を出して
「捺・・・それは言っちゃ駄目じゃん★」
「雪葉ーッ!」
こおして始まった共同生活は一体どうなるのやら。
――1話 出会い ・終・――
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