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私・深い・感情

[353]  みはる  2007-01-23投稿
夜、不安になると
私は星を捜す。

東京の空は夜でも明るい。
それでも必死になって私は星を捜す。


目を懲らせば星は見つかる。
それはそこに星がちゃんとあるから。


色んなものに邪魔をされ、
見えなくなっているだけだから。


私の根本的な部分も、
今は見えないだけ。

そう信じたいから。
実際そうだから、
私は星をさがす。


自分を見つけるために…



私はホストに恋をした。
三年付き添った相手より、夢をくれるホストに目が向いた。


自分を擁護する言い方をするならば、
彼氏の身勝手さにほとほと愛想がつきていたから。



ホストはお金と引き換えに、私に偽りの笑顔をくれた。


それが本物ではないとわかりながらも、
私は夜の世界に酔いしれた。


自分を必要としてくれる人間がいることに喜びを感じた。


彼氏に嘘をつき、
可能な時間はすべて
ホストと過ごすことにした。



きっとそこから私の環境は変わっていった。




星を捜しだしたのも同じ時期。

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