消えない過去11
ただ来る客、来る客、ゲーム機にお札を湯水のように使っている。
勝つ客は何十万と持って帰るが、負ける客も何十万と使って行く。
負ける客のほうが断然多い。
しばらく働いていくうちに色んな事が、解ってきた。
そこは店長とは別にオーナーがいて毎晩夜中にオーナーが集金にくる。
こわもてのオーナーだ。
やくざではないらしいが右翼関係者だと、後から知らされた。
ゲーム機の中からお札を出して事務所の中で、4,5人がかりで数える。
多いときは、一日一千万以上ある。
大入りも貰えるし、人がいない時は昼夜働くと一日三万近くになる。
この年若さで毎日、日銭が何万も入ってくると、金銭感覚がどんどん麻痺してくる。
仕事と家の往復で娯楽がなかったので唯一の楽しみは食べることだ。
朝、目が覚めると今日は何を食べようかと考えてしまう。
お金持ちが最後は食に走るというのがほんのすこしわかったような気がする。
ゲーム喫茶で働くようになって一ヶ月ほどたっただろうか、突然美紀が・・・
続く
勝つ客は何十万と持って帰るが、負ける客も何十万と使って行く。
負ける客のほうが断然多い。
しばらく働いていくうちに色んな事が、解ってきた。
そこは店長とは別にオーナーがいて毎晩夜中にオーナーが集金にくる。
こわもてのオーナーだ。
やくざではないらしいが右翼関係者だと、後から知らされた。
ゲーム機の中からお札を出して事務所の中で、4,5人がかりで数える。
多いときは、一日一千万以上ある。
大入りも貰えるし、人がいない時は昼夜働くと一日三万近くになる。
この年若さで毎日、日銭が何万も入ってくると、金銭感覚がどんどん麻痺してくる。
仕事と家の往復で娯楽がなかったので唯一の楽しみは食べることだ。
朝、目が覚めると今日は何を食べようかと考えてしまう。
お金持ちが最後は食に走るというのがほんのすこしわかったような気がする。
ゲーム喫茶で働くようになって一ヶ月ほどたっただろうか、突然美紀が・・・
続く
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