リトルブルー?0【悪い考え】
[うわ〜!!!]
ズルズル・・・・!!
凄い勢いで崖を滑り落ちるクーロン、
[!!!!]
バきぃ!!!
どさ
う・・・・、と呻く
落ちる途中でデカい岩に頭から激突したのでまだ動けずにいる
[い・・・・・痛っ・・・]
体を起こそうとしたが、頭に激痛が走る。
ボタっと地に何かが落ちる音。
血だった
[(このままじゃ・・・・・出血多量で死・・・・・ぬーーーー)]
ざざざっ
[ーーー!]
倒れ伏し、動くこともままならないクーロンの目の前に、あの怪物が五匹ほど現れた。
【グァオォィオ!!!!】
明らかにクーロンをねらってきたのだろう
そうでなければ
こんなに早く集まるはずがないのだ
怪物はジリジリとクーロンに近づく
[・・・、]
クーロンは一匹の怪物を霞む目でジッと睨む
しかし怪物はひるむことなく距離を狭めてくる
[な〜にやってんだよ]
[・・・・ごめん]
クーロンが睨む怪物の後ろにザックが腕を組んでせせら笑っていた
【ガィイィ!!】
怪物がそれに気付いた。同時にザックに襲いかかる
ザンッ
ザク・・・・!
ズバァンッ
どすっっ・・・・・・
ボトボトと怪物の肉片が辺りに虚しく散らばる
残るは一匹ーーー
[じ、ん・・・・・・とう布陣・・尖・・・!!]
激痛走る頭を片手で押さえながら歯を必死に食いしばり、神闘布を持った手を怪物に伸ばす。と、その瞬間ーーーー
ずぶしゃっ・・・!!
先の尖った槍のような神闘布が最後の怪物を貫く
怪物は悲鳴も上げずに息絶えた
[ぐ・・・・、・・・・。]
[大丈夫か?お前一人で無理しすぎなんだよ]
ザックはフウッと軽くため息をつくと、クーロンをおぶって立ち上がった
[ご・・・・・めん]
クーロンの弱々しい心臓の鼓動はザックの背中に直接響いた。
ザックは少し悲しくなった
[・・・・・お前。やっぱ無理してんだろ、]
[無理なんか・・・・・]
ハハ、と笑うが。その笑いも無理をしているようで
ザックはそれ以上なにも言わなかった
[(もしかしたら・・・・クーロンは)]
そんな不安をこれ以上考えないように
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