ナイト・オン・ドラグーン【54】話『幼き日の誓い。後』
『だって、エリスは女の子だもんなっ。だからエリスは俺が守るよ』
そう言うとアインは笑って見せた。
『ありがとう、アイン。約束よ?』
小指をアインに差し出す。
『約束だ。』
そう言うと小指を絡ませた。
エリスはその日の約束を胸の中に刻み込んだ。そして数年が経った。
エリスは着実と仕事をこなし、その努力と天武の才を認められ、騎士団の階位を確実に登り詰めていった。
今や、最年少で一個小隊を連ねる者にまでなった。
(アイン…)
『エリス隊長!』
叫び声でエリスは起きた。
(…夢?)
自分は寝ていたことに気付く。
辺りを見渡す、そこは見慣れた自分の部屋。
下着もなにも付けないで寝てしまったことにも気付いた。
ドアを叩く音がする。
『エリス隊長!』
とりあえず、ベッドのシーツを纏う。
『うるさいわね!何度も呼ばなくても聞こえてます!』
ドアを開けると部下の兵士の姿があった。
『し、失礼しましたっ』
無防備なエリスの姿を悟ったのか兵士は声が緊張気味に震えていた。
『なにごとですか?』
『あ…獄炎の塔が墜ちました!』
『なんですって!?あ…』
動揺してしまい、両脇で挟んでいた力を緩めてしまった。
体を隠す布が滑り落ちてしまった。
白い肌が表わになった。
『きゃあ!?ちょっ!どっか行きなさい!後で聞きます!!』
兵士は固まる。
『りょりょりょ、了解しました!』
一目散に、逃げるかのような足どりで兵士は走り去っていった。
(獄炎の塔までもが…!?アイン、あなたまさか…)
そう言うとアインは笑って見せた。
『ありがとう、アイン。約束よ?』
小指をアインに差し出す。
『約束だ。』
そう言うと小指を絡ませた。
エリスはその日の約束を胸の中に刻み込んだ。そして数年が経った。
エリスは着実と仕事をこなし、その努力と天武の才を認められ、騎士団の階位を確実に登り詰めていった。
今や、最年少で一個小隊を連ねる者にまでなった。
(アイン…)
『エリス隊長!』
叫び声でエリスは起きた。
(…夢?)
自分は寝ていたことに気付く。
辺りを見渡す、そこは見慣れた自分の部屋。
下着もなにも付けないで寝てしまったことにも気付いた。
ドアを叩く音がする。
『エリス隊長!』
とりあえず、ベッドのシーツを纏う。
『うるさいわね!何度も呼ばなくても聞こえてます!』
ドアを開けると部下の兵士の姿があった。
『し、失礼しましたっ』
無防備なエリスの姿を悟ったのか兵士は声が緊張気味に震えていた。
『なにごとですか?』
『あ…獄炎の塔が墜ちました!』
『なんですって!?あ…』
動揺してしまい、両脇で挟んでいた力を緩めてしまった。
体を隠す布が滑り落ちてしまった。
白い肌が表わになった。
『きゃあ!?ちょっ!どっか行きなさい!後で聞きます!!』
兵士は固まる。
『りょりょりょ、了解しました!』
一目散に、逃げるかのような足どりで兵士は走り去っていった。
(獄炎の塔までもが…!?アイン、あなたまさか…)
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