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ぽけっと、、

[1077]  ホッチ  2007-01-27投稿
下校してから家までの道のりはいつも退屈で、それを紛らすため地味な遊びを毎日考えて過ごす小学三年の秋、、。

この時期は特にすることがない、、。
春は、桜を楽しみながら帰れるので グー!!
散るときは、共に涙する、、桜はいい。
夏は、そのまま家へ帰らず。蝉取りや、カブト取りに追われていて暇を持て余すことはないので グー!!
収穫はほぼ見込めない、、やつらは凄い。
冬は、川に凍った氷を蹴りながら下校、家につくまで氷残った例しはないが。面白いので グー!!
雪国ならではの知恵、優越感に浸る、、。

秋、、、ないのだ!!
食欲、運動、読書、、。
唯一実行したのが読書。夢中になりすぎて六回程ひかれそうになったため断念、、。

中途半端な陽気、、意味もなく憂うつになる。やはり好きにはなれないな、、。


しかし今日は違う、、いいものを拾った。
誰にもみられていないか回りを確認し即ポッケへ、、。
澄ました顔で家路を急ぐ、親はまだパチンコから帰宅しておらず。
今日は稼いでるのかな?と、おこずかいを期待する、、。

親が不在なのは好都合で、とりあえず汚れているそれをポッケから出し水洗いをする。

タオルで良く拭き、まじまじと眺める。

綺麗、、白熱灯の光でも十分輝き、私はそれの虜になった。

次に隠し場所を考えねば、、、部屋へ戻り何かないかあさる。
常に眺められる場所が好ましいので壁を見渡すと、都合良く犬のジグソーパズルを発見!!

自分の頭のよさを確信しながら隠す、、。

みた感じ、いくつか違和感を察したがどうせわからんだろうと納得させた。

母、帰宅、、。

私は呼ばれ、彼女から報酬五百円を頂いた。お礼がわりに鼻唄を披露した
、、。

それのことを忘れてから一週間は経っただろうか、、私の部屋の異臭に気付いた母が乗り込んできた。

鼻を抑えながら入室し、異常はないか確認する。

残念ながら私はその時不在しており詳細はわからなかった。

それを見付け、悲鳴をあげる母の目線には。

変わり果てた私のそれが、犬の目から腐り落ちていた、、。

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