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二人の恋人

[293]  ヒロ  2007-01-27投稿
『愛してるよ』 それが彼女から聞く最後の言葉だった。 翌日、朝早く母親に起こされた。ベットの中で全ての事情を聞き、病院へ急いだ。手術室の前、くるみの母さんが看護婦さんに寄り添われて泣いていた。[手術中]のランプはすでに消えていてた。すると手術室の中からくるみの父さんが出てきた。 『最後だ。見てやってくれ。』 その言葉を聞いた時、胸になにかが込み上げて来た。一礼をし、手術室に駆け寄った。ベットの上のくるみはまだ温かく、いつも「彰くん」と呼んでくれるあの口はもう動くことはなかった。と、そこにくるみの父さんが入って来た。オレは疑問に思っていたことを問いかけた。 『原因‥‥‥死因はなんなんですか?』 『手首の負傷による出血死だそうだ。つまり‥‥‥自殺だ。』 自殺?なぜ、なぜくるみが?いつも明るくて、悩みなんかなさそうだったのに。なぜ‥‥なぜ‥‥頭の中で疑問と思い出が空回りした。 気付いたら、制服を着て50人程の親族の中にまぎれていた。もうあの優しい笑顔は2度と見れない。

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