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綺麗な涙【?出会い】

[391]  ピアニッシモ  2006-01-20投稿
彼と出会ったあの日のことを私は忘れたくない。いや、忘れられないだろう・・・。

初雪がふった次の日、私は当時仲の良かった【麻衣】と一緒に通学路を歩いていた。
『ねぇ、【みぃ】。』麻衣が言った。【みぃ】というのは私のあだ名だ。
『何(・・?)』 『今年も私達彼氏なしでさみしいXmasを過ごすことになりそうだね。』
・・・。【彼氏なし】女子高生にとっては一番ムナシイ響きだ。
『うん。みたいだね。』
私達は溜め息をついてうつむいた。コンクリートにはまだ雪が少し残っていた・・・。

麻衣と私はそのあと教室に入った。
いつもと変わらない。でも、案外大切な出会いはとは、いつもと変わらない日常の中に潜んでいるものなのだ。
『おはよう☆』
と友達と挨拶かわして、くだらないおしゃべりした。変わりない一日の始まり。でも私は、
そのままで、そのままで充分だった。
しあわせだった。
何も変わらなくて良かったのに・・・。

朝休みが終わってHRに入った。
『え〜。めずらしいが転校生を紹介するぞ!さぁ、入って。』 先生はそう言ってドアをあけた。
実をいうと私はその転校生よりも今読んでいた本の方が気になっていたので、机に隠しながらうつむいて読んでいた。でも、女子の
『きゃ〜カッコイー☆』
という黄色い歓声にビックリして顔をあげた。そのトキ、茶髪の転校生と目が合った。
この瞬間不思議と教室の騒がしさもすべて気にならなくなった。そう、ほんの一瞬の出来事だった。でも私にはとてもとても永く感じられた。

これが私にとっての大切な出会い。
彼とのかなしい思い出の始まり。
これから私達にどんな運命が待ち受けていたのかはまた次の章で書きたいと思う。

初めまして(*★´艸`☆)ピアニッシモと申します☆他の方々のようには上手に書けませんが、読んでいただけたらうれしいです。

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