呪人形 一章「発起」-?
ピロリロリロ
不意に携帯に着信が入った
時刻は午前二時過ぎ、オレは明日の期末テストの為に徹夜をしていた。
「チッ、こんな時間にマヂ誰だよ」
集中しているところに水を差されたので、やや半ギレ状態で携帯を見ると、そこには知らない番号が。
「もしも〜し?誰よ?」
問い掛けに返事はない。
数秒後通話が切られる。
「ハァ!?イタ電かょ!」
オレは机に向き直るとやりかけの数学のテキストを睨む。
数分後
ピロリロリロ
再び着信が入った。
ナンバーは先程と同じ。
「もしもし?」
「……」
また無言である。
「オイ、テメェ誰かシラネェケド…!」
プツッ
切られた。
「………!」
もう我慢できない。
進級できるかどうかの瀬戸際でのイタ電+徹夜の眠気+社会への不満が一気に爆発した。
テス勉は一時中断、このクソ野郎に何か言ってやらないと気が済まない。
携帯の着信履歴を開き、そのナンバーに発信する。
接続音の後、発信が開始された。
トゥルルルルルル……
カチャッ
「オイコラ、テメェさっきから何調子コイてんのょ?名前と住所言えゃ」
一瞬の沈黙が流れた後、
「ウフフフフ……キミはもうすぐ死ぬ」
オレは一瞬その意味を理解できず固まった。
………………(゜д゜)ポカーン
ハァ?(゜д゜#)
サイコさんか!?サイコさんなのか!?
心に触れてはいけない人物なのか!?
「オイ、害児テメェ何キメェこと言ってんのよ?誰にイタ電したかわかってんのかょ」
……………………
再び訪れる沈黙、そして、
「……サ ヨ ウ ナ ラ」
ガシャーーン!!!
窓ガラスの割れる音がした。
「…………て……は……」
携帯の向こう側で相手が何か言っているが聞き取れない。
家中の食器が割れ、電球が砕けている。
オレの心臓の思わぬチキンっぷりに腰が抜けて動けない。
音が止んだ。
オレはまだガクガクしてる膝を抑えて部屋の扉を開けた。
「ザケンナ、どこの三流オカルトだよ…!」
不意に携帯に着信が入った
時刻は午前二時過ぎ、オレは明日の期末テストの為に徹夜をしていた。
「チッ、こんな時間にマヂ誰だよ」
集中しているところに水を差されたので、やや半ギレ状態で携帯を見ると、そこには知らない番号が。
「もしも〜し?誰よ?」
問い掛けに返事はない。
数秒後通話が切られる。
「ハァ!?イタ電かょ!」
オレは机に向き直るとやりかけの数学のテキストを睨む。
数分後
ピロリロリロ
再び着信が入った。
ナンバーは先程と同じ。
「もしもし?」
「……」
また無言である。
「オイ、テメェ誰かシラネェケド…!」
プツッ
切られた。
「………!」
もう我慢できない。
進級できるかどうかの瀬戸際でのイタ電+徹夜の眠気+社会への不満が一気に爆発した。
テス勉は一時中断、このクソ野郎に何か言ってやらないと気が済まない。
携帯の着信履歴を開き、そのナンバーに発信する。
接続音の後、発信が開始された。
トゥルルルルルル……
カチャッ
「オイコラ、テメェさっきから何調子コイてんのょ?名前と住所言えゃ」
一瞬の沈黙が流れた後、
「ウフフフフ……キミはもうすぐ死ぬ」
オレは一瞬その意味を理解できず固まった。
………………(゜д゜)ポカーン
ハァ?(゜д゜#)
サイコさんか!?サイコさんなのか!?
心に触れてはいけない人物なのか!?
「オイ、害児テメェ何キメェこと言ってんのよ?誰にイタ電したかわかってんのかょ」
……………………
再び訪れる沈黙、そして、
「……サ ヨ ウ ナ ラ」
ガシャーーン!!!
窓ガラスの割れる音がした。
「…………て……は……」
携帯の向こう側で相手が何か言っているが聞き取れない。
家中の食器が割れ、電球が砕けている。
オレの心臓の思わぬチキンっぷりに腰が抜けて動けない。
音が止んだ。
オレはまだガクガクしてる膝を抑えて部屋の扉を開けた。
「ザケンナ、どこの三流オカルトだよ…!」
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