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綺麗な涙【?分かれ道】

[371]  ピアニッシモ  2006-01-20投稿
お詫び
前回『綺麗な涙【?出会い】を投稿させていただきました。もう、すでにお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが同じような作品を二作投稿してしまいました。少し異なる部分もありますがすべて私ピアニッシモの作品です。本当にすみませんでした。
そして、読んで下さったみなさま本当にありがとうございました。では、本編に移らせていただきます。
【本編】
『俺、佐々木 健司と言います。よろしく。』
彼は言った。拍手がそれに続いた。私は拍手をしながらも不思議な気持ちでいた。 これが・・・【恋】なのだろうか?本気でそう思った。

健司が来てから一週間がたった。彼は女子からとても人気があったがクラスの男子ともすぐに打ち解けた。
でも、私はまだ健司と一度も話していなかった。彼を見るとなぜか恥ずかしかったのだ。でも、今思えばそのときの私は彼の完璧さに臆病になっていたのかもしれない。かっこよくて、やさしくて人気者。そんな彼に私が釣り合うはずがないと諦めていたのだ。
そんなココロのうちを親友の麻衣にだけは話していた。

『話しかけてみなって!みんな【佐々木 健司はいいやつだ。】って言ってたよ。』
ある日麻衣は私に言った。
分かってる・・・。私が話しかけても彼がいやな顔をするわけがないなんてこと。でも、なかなかその一歩が踏み出せなかった。
しかし、私は薄々感じていたのかもしれない。これから起ころうとする出来事を。それを無意識に拒否しようとしていたのかもしれない。
このように彼を避け続ければきっとあんなに辛い思いをしなくて済んだのだろう。
でも、私はあえて辛い運命を選んだことを悔やんではいない。決して・・・。

委員会があった放課後、私は一人教室で麻衣を待っていた。
しばらくして静かな廊下に足音が響いた。
『もー!遅いよー。』と私は笑いながら振り向いた。でも、立っていたのは麻衣ではなく彼、健司だったのだ。ーーしばらくの沈黙。教室は夕日でオレンジ色に輝いていた。
私はとうとう気まずくなって話しかけてしまった。
『ごめん。間違えちゃった!麻衣って知ってる?私その子待ってたの。』
すると彼は安心したのか、
『いや、別に。それより初めて話すよな!俺は佐々木 健司。健司!って呼び捨てでいいから。お前は?』

これが彼と仲良くなったきっかけ。
そのつづきはまた、次の章で・・・。


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