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八物語

[617]  香奈斗  2007-02-01投稿
私は愛されていた
愛されすぎていた

両親からの束縛が
厳しい毎日だった

ある日私のお家に
一人の少女が来た

二人仲良くしてね
両親は私に言った

両親の束縛が少し
私の鎖が軽くなる

しかしその鎖達は
少女を縛り始めた

途端に両親は私に
虐待をやり始めた

ある日目が覚める
光が射さない場所

足には鎖がついて
そこは牢獄だった

足音が聞こえだす
足音の正体は少女

綺麗な格好で話す
無様な格好だわね

確かに無様だった
この前の格好とは

天と地の差がある
私はかすれた声で

私がこんな場所に
閉じこめられるの

少女は言い放った
お前は捨て子なの

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