GAME 10
ニヤニヤする男子を愕然と見つめる。
うそ…あんなとこ見られてたの?
私どんな顔してたんだろ……恥ずかしい!!
「わぁレイちゃん顔真っ赤!」
「ぅるさぃ〜!」
顔から火が出そう。もぅ最悪だぁ。
「あのあとタクシーでどこ行ったの〜?」
「そんなの決まってるだろ!」
「キャーえっちぃ〜!!」
盛り上がる生徒たち。
あぁどうしよ〜!
なんとか鎮めようと顔を上げた時―――シンと目が合った。
椅子に深く背を預け、無表情にただ見つめてくる。
感情が読み取れない。
なんなのよ……もぅ。
絡み合う視線を断ち切って、私は授業を始めた。
授業中もずっと感じる視線。
でも見れるわけないし。
しかもシンの隣は赤木さんだ。
今その2ショットを見るのはさすがに辛い。
キーン…コーン……
やっとチャイムが鳴った時は、涙が出るほど嬉しかった。
チャイムと同時にシンが立ち上がる。まっすぐにこっちを見て……近づいてくる!?
「レイ………」
「シン!!」
シンの声を遮ったのは、赤木さんだった。
今だ!
私は慌てて教室を飛び出した。
シンの声が聞こえた気がしたけど、止まれない。
うそ…あんなとこ見られてたの?
私どんな顔してたんだろ……恥ずかしい!!
「わぁレイちゃん顔真っ赤!」
「ぅるさぃ〜!」
顔から火が出そう。もぅ最悪だぁ。
「あのあとタクシーでどこ行ったの〜?」
「そんなの決まってるだろ!」
「キャーえっちぃ〜!!」
盛り上がる生徒たち。
あぁどうしよ〜!
なんとか鎮めようと顔を上げた時―――シンと目が合った。
椅子に深く背を預け、無表情にただ見つめてくる。
感情が読み取れない。
なんなのよ……もぅ。
絡み合う視線を断ち切って、私は授業を始めた。
授業中もずっと感じる視線。
でも見れるわけないし。
しかもシンの隣は赤木さんだ。
今その2ショットを見るのはさすがに辛い。
キーン…コーン……
やっとチャイムが鳴った時は、涙が出るほど嬉しかった。
チャイムと同時にシンが立ち上がる。まっすぐにこっちを見て……近づいてくる!?
「レイ………」
「シン!!」
シンの声を遮ったのは、赤木さんだった。
今だ!
私は慌てて教室を飛び出した。
シンの声が聞こえた気がしたけど、止まれない。
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