GAME 13
見慣れた扉を開いた瞬間、鼻をついたのは泣きたくなる香り。
甘いけど男を感じさせるソレは
――シンの香り――
「遅いし。」
机に足を乗せ、腰掛けているシン。
「なに…してるの……?」
「待ってたんだよ。」
「なんで……。」
「それ、マジで言ってんの?」
目を細め下唇を突き出すのは怒ってる時。
やっぱり高校生だな〜わかりやすくて。
っていうか、なんでそっちが怒ってるのよ。
「………。」
黙って下を向いた私。
少ししてから、シンが軽く笑いながら言った。
「今日可愛かったな。ちょっと彼氏について突っ込まれただけで真っ赤になっちゃって。」
息をのむ私に構わず、更に続ける。
「彼氏どんなやつなの?何歳??」
なにそれ――なんでそんな普通なの?
言葉が出なくて唇を噛み締めていると、シンが深いため息をついた。
こめかみに指を当て、まっすぐに私を見つめて――
「っつーか意味わかんねぇ。お前の彼氏は俺じゃないんだ?」
それはこっちのセリフよ…
「昨日の夜どこでなにしたわけ?彼氏と。」
突き刺すように刺々しい言葉。昨日の夜のことは触れたくなかったのに――。
甘いけど男を感じさせるソレは
――シンの香り――
「遅いし。」
机に足を乗せ、腰掛けているシン。
「なに…してるの……?」
「待ってたんだよ。」
「なんで……。」
「それ、マジで言ってんの?」
目を細め下唇を突き出すのは怒ってる時。
やっぱり高校生だな〜わかりやすくて。
っていうか、なんでそっちが怒ってるのよ。
「………。」
黙って下を向いた私。
少ししてから、シンが軽く笑いながら言った。
「今日可愛かったな。ちょっと彼氏について突っ込まれただけで真っ赤になっちゃって。」
息をのむ私に構わず、更に続ける。
「彼氏どんなやつなの?何歳??」
なにそれ――なんでそんな普通なの?
言葉が出なくて唇を噛み締めていると、シンが深いため息をついた。
こめかみに指を当て、まっすぐに私を見つめて――
「っつーか意味わかんねぇ。お前の彼氏は俺じゃないんだ?」
それはこっちのセリフよ…
「昨日の夜どこでなにしたわけ?彼氏と。」
突き刺すように刺々しい言葉。昨日の夜のことは触れたくなかったのに――。
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