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ありがとうの気持ち?

[334]  さくら  2007-02-03投稿
康彦は中学校から一緒だったし、お互い恋愛の事は相談し合ってたから、あたしがどれだけ克也を好きで、別れた後もどれだけ引きずってたかも知ってる。
そんな康彦には健君と付き合ってるフリも見抜かれていた。

『あたし…引きずってても何も始まらないし、思い続けたってどうにもならない事もわかってるんだ。それに…』

とあたしが健君を好きかも…と言いかけたと同時に

『舞!克也が舞の事、すぐ忘れたのは本気じゃなかったからだ!だから舞も忘れろ!』

康彦が言った。

あたしは一瞬なんの事かわからなかったが…
ブチ切れた(-_-#)

『はぁ?!あんたに何がわかんだよ!ふざけんな!優しさのつもりか?!そのセリフが余計に傷付ける事もわかんねぇのかバカ!』

体育館がシーンとなった。

そりゃそーだ。

大声で叫べば康彦を始め、みんなシーンとなるわ。

あたし自身、キレるタイプではなかったし、周りからはいつもニコニコ明るい人☆で通ってたから、こんなあたしの一面を見てみんなビックリしてた。

あたし自身もこんな自分にビックリだ。

でも…その時もその後も、周りがあたしをどう思ったかなんてあたしには関係なかった。
ただひたすら、康彦の言葉が悲しかった。

本当の事だったかもしれないけど、学校以外での克也とあたしは、電話も毎日してたし、ほんとに少ない数だけど学校が休みの日は遊んだりしてたんだよ。
その思い出が全部ウソに見えてきた。

バレー部が終わり、香苗があたしの所に駆け寄ってきた。

『舞!あんた何したの?!みんなアレって舞ちゃん?!怖い…って言ってたよ!』と少し興奮して話す。

あたしは気力をなくして訳を話す。

『てかアンタまだ克也を引きずってんの?!あんなやつ良くないじゃん!いい加減フッ切れよ!』

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