GAME 17
「好きって言葉……簡単に使わないで…。」
赤木さんが浮かぶから………。
「赤木は好きだよ。」
心の声が聞こえたみたいなタイミングで、シンが言った。
「明るいしおもしろいし、一緒にいると楽しいから好き。」
そんなの…聞きたくない……。
とめどなく溢れる涙が、シンの制服の胸元を濡らしていく。
「でも、赤木に対する“好き”とレイコに対する“好き”はまったく違う。」
ふわっ
突然戒めがとけた。
立ちすくむ私の頬を、暖かい手のひらが包み込む。
「英語教師ならわかるだろ?“ラブ”と“ライク”の違い。」
優しくて人懐っこい笑顔―――信じていいの?
――信じたい――
「ちゃんと…言って…?言葉で伝えて………。」
シンが笑った。
はにかむように一瞬下を向いて、また目を合わす。
まっすぐな瞳で、柔らかい笑顔で、少しかすれた声で―――\r
「愛してる。」
また、抱き締められる。
「っーか、いつから不安だった?俺、そんなに余裕あるように見えた?」
「……見えたよ。」
「いつも必死だったんだけど。」
耳元で軽い嘆息。
赤木さんが浮かぶから………。
「赤木は好きだよ。」
心の声が聞こえたみたいなタイミングで、シンが言った。
「明るいしおもしろいし、一緒にいると楽しいから好き。」
そんなの…聞きたくない……。
とめどなく溢れる涙が、シンの制服の胸元を濡らしていく。
「でも、赤木に対する“好き”とレイコに対する“好き”はまったく違う。」
ふわっ
突然戒めがとけた。
立ちすくむ私の頬を、暖かい手のひらが包み込む。
「英語教師ならわかるだろ?“ラブ”と“ライク”の違い。」
優しくて人懐っこい笑顔―――信じていいの?
――信じたい――
「ちゃんと…言って…?言葉で伝えて………。」
シンが笑った。
はにかむように一瞬下を向いて、また目を合わす。
まっすぐな瞳で、柔らかい笑顔で、少しかすれた声で―――\r
「愛してる。」
また、抱き締められる。
「っーか、いつから不安だった?俺、そんなに余裕あるように見えた?」
「……見えたよ。」
「いつも必死だったんだけど。」
耳元で軽い嘆息。
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