殺し合いごっこ? 第12話
2人共しばらく何も考える事が出来なかった。
本当に絶望的な状況に遭遇すると人間は黙る事しか出来ないのかもしれない。
しばらくして勇が長く続いた沈黙を破った。
「良く考えればドアが破られて外から丸見えだな・・・ここにずっといるとまたオニに見付かっちまう。何処かに避難しよう。」
「何処かって一体何処?」
「隣りの部屋だ。まぁ顔見知りと言うか知り合いと言うか・・・まぁ事情を話せば何とかなると思う・・・」
「じゃあさっさと避難した方が良いね。」
二人は立上がり部屋を出ようとした。
「この人どうする・・・」
少年は亡骸を見ながら勇に言った。
「・・・どうしようもないだろ・・・とにかく今はどうやって生き残るかが問題だ。」
そう言うと勇は亡骸に手を合わせた。少年も勇に続く。
二人は部屋を出て隣りの秋山の部屋の前に立つ。
コンコン
「秋山さん。鬼神です。開けて下さい。秋山さん!!」
「・・・・・・」
返事は来ない。
「秋山さん。隣りの鬼神ですよ!!開けて下さい。」
「・・・・・・」
何度やっても返事は無い。しかも鍵が空いてる。
返事は無いが二人は入る事にした。
ガチャ
「お邪魔しまーす・・・」
部屋に入り電気を点けたが本当にいない。
「誰もいないみたいだね・・・」
「そうだな・・・取りあえず座るか。」
二人は床に座った周りには椅子も机もベッドも無くこじんまりとした引き出しだけが隅に置いてある。
「そう言えばお互い名前言ってなかったな。俺は鬼神勇。年は15で中三。君は?」
勇は敢えて丁寧に聞いた。
「俺は松坂昇。14で中三だから同級生だね。」
二人はお互いに自己紹介をした。こうして会話したほうが恐怖心を紛らわす事ができると思ったからだろう。
「松坂は好きなゲームとかある?」
勇は全く場違質問をする。
「好きなゲーム?え・・・バイオハ〇ード・・・じゃなくてドラ〇エかな?」
松坂はその場の空気を読んで訂正した。
「バイオ〇ザードねぇ・・・」
勇はこのサバイバルゲームをどうやって生き残るか考えた・・・
「本当にゲームみたいだなぁ・・・」
本当に絶望的な状況に遭遇すると人間は黙る事しか出来ないのかもしれない。
しばらくして勇が長く続いた沈黙を破った。
「良く考えればドアが破られて外から丸見えだな・・・ここにずっといるとまたオニに見付かっちまう。何処かに避難しよう。」
「何処かって一体何処?」
「隣りの部屋だ。まぁ顔見知りと言うか知り合いと言うか・・・まぁ事情を話せば何とかなると思う・・・」
「じゃあさっさと避難した方が良いね。」
二人は立上がり部屋を出ようとした。
「この人どうする・・・」
少年は亡骸を見ながら勇に言った。
「・・・どうしようもないだろ・・・とにかく今はどうやって生き残るかが問題だ。」
そう言うと勇は亡骸に手を合わせた。少年も勇に続く。
二人は部屋を出て隣りの秋山の部屋の前に立つ。
コンコン
「秋山さん。鬼神です。開けて下さい。秋山さん!!」
「・・・・・・」
返事は来ない。
「秋山さん。隣りの鬼神ですよ!!開けて下さい。」
「・・・・・・」
何度やっても返事は無い。しかも鍵が空いてる。
返事は無いが二人は入る事にした。
ガチャ
「お邪魔しまーす・・・」
部屋に入り電気を点けたが本当にいない。
「誰もいないみたいだね・・・」
「そうだな・・・取りあえず座るか。」
二人は床に座った周りには椅子も机もベッドも無くこじんまりとした引き出しだけが隅に置いてある。
「そう言えばお互い名前言ってなかったな。俺は鬼神勇。年は15で中三。君は?」
勇は敢えて丁寧に聞いた。
「俺は松坂昇。14で中三だから同級生だね。」
二人はお互いに自己紹介をした。こうして会話したほうが恐怖心を紛らわす事ができると思ったからだろう。
「松坂は好きなゲームとかある?」
勇は全く場違質問をする。
「好きなゲーム?え・・・バイオハ〇ード・・・じゃなくてドラ〇エかな?」
松坂はその場の空気を読んで訂正した。
「バイオ〇ザードねぇ・・・」
勇はこのサバイバルゲームをどうやって生き残るか考えた・・・
「本当にゲームみたいだなぁ・・・」
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