ナイト・オン・ドラグーン【63】話『竜眼の戦士』
駆け込んできたその兵士はすでに手傷を負い、瀕死に近いように見えた。
ジャックは駆け付ける。
『おい!どうした!?』
『竜…眼の男が…ぐふ』
それだけ言うと兵士は途絶えた。
『竜眼の!?くそっもうきやがったか!!』
ジャックの黒い光が更に拡大していく。
部下を殺された怒り、だとアインは思った。
『…ジャック!』
駆け出そうとしていたジャックを呼び止める。
『お前との戦いはまた後だ!』
言い残し、アインの視界から消えた。
遅れて突風が舞った。
広場に残ったのは、アインとマナ。そして先ほどの兵士の骸。
『なにか…ただならぬ気配を感じます…』
マナがつぶやく。
『竜眼の男…』
アインはそのあざ名に聞き覚えがあった。
ジークは言っていた、父オローは竜眼の男に惨殺された…
その人物が今この町にいる…
『アイン!』
マナの声で我に返った。
『あ…うん。この隙に町を出よう』
(竜眼の男はまた今度だ…
今は逃げるしかない)
広場といっても、レグナが着地できるほど、広くないことに気付く。
『ここじゃあ、レグナは呼べないな。正門に行こう』
『ええ』
さっき、走ってきた通路を引き返す。
通路を抜けると正門の前に広場があり、レグナが着地できそうな場所だった。
そのはずだが…
『…な。』
出てみたものの、広場は封印騎士団の兵士で埋め尽くされていた。
呆れる数だとアインは思った。
剣に手をかけるが…
『様子がおかしいですね…』
アインの手を引き、マナが言う。
『なんで、みんな正門の方に武器を構えているんだ?』
疑問に思った瞬間、正門に固まっていた兵士が吹き飛ばされるのを見た。
遠目にしかわからないが、隊列している兵士は次々と空中を飛んだ。
『竜眼の男だ!!』
アインは叫び、兵士の中に突っ込んでいく。
『反逆者のアインだ!討ち取れ!』
背後から来るアインに兵士達は気付き斬りかかってきた。
『邪魔だ!』
その兵士を薙ぎ払う。
『ちょっとアイン!?』
遅れてマナがアインを追う。
(竜眼の…男!!!!!)
ジャックは駆け付ける。
『おい!どうした!?』
『竜…眼の男が…ぐふ』
それだけ言うと兵士は途絶えた。
『竜眼の!?くそっもうきやがったか!!』
ジャックの黒い光が更に拡大していく。
部下を殺された怒り、だとアインは思った。
『…ジャック!』
駆け出そうとしていたジャックを呼び止める。
『お前との戦いはまた後だ!』
言い残し、アインの視界から消えた。
遅れて突風が舞った。
広場に残ったのは、アインとマナ。そして先ほどの兵士の骸。
『なにか…ただならぬ気配を感じます…』
マナがつぶやく。
『竜眼の男…』
アインはそのあざ名に聞き覚えがあった。
ジークは言っていた、父オローは竜眼の男に惨殺された…
その人物が今この町にいる…
『アイン!』
マナの声で我に返った。
『あ…うん。この隙に町を出よう』
(竜眼の男はまた今度だ…
今は逃げるしかない)
広場といっても、レグナが着地できるほど、広くないことに気付く。
『ここじゃあ、レグナは呼べないな。正門に行こう』
『ええ』
さっき、走ってきた通路を引き返す。
通路を抜けると正門の前に広場があり、レグナが着地できそうな場所だった。
そのはずだが…
『…な。』
出てみたものの、広場は封印騎士団の兵士で埋め尽くされていた。
呆れる数だとアインは思った。
剣に手をかけるが…
『様子がおかしいですね…』
アインの手を引き、マナが言う。
『なんで、みんな正門の方に武器を構えているんだ?』
疑問に思った瞬間、正門に固まっていた兵士が吹き飛ばされるのを見た。
遠目にしかわからないが、隊列している兵士は次々と空中を飛んだ。
『竜眼の男だ!!』
アインは叫び、兵士の中に突っ込んでいく。
『反逆者のアインだ!討ち取れ!』
背後から来るアインに兵士達は気付き斬りかかってきた。
『邪魔だ!』
その兵士を薙ぎ払う。
『ちょっとアイン!?』
遅れてマナがアインを追う。
(竜眼の…男!!!!!)
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