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ナイト・オン・ドラグーン【63】話『竜眼の戦士』

[288]  milk  2007-02-04投稿
駆け込んできたその兵士はすでに手傷を負い、瀕死に近いように見えた。

ジャックは駆け付ける。
『おい!どうした!?』

『竜…眼の男が…ぐふ』
それだけ言うと兵士は途絶えた。

『竜眼の!?くそっもうきやがったか!!』
ジャックの黒い光が更に拡大していく。
部下を殺された怒り、だとアインは思った。
『…ジャック!』
駆け出そうとしていたジャックを呼び止める。
『お前との戦いはまた後だ!』

言い残し、アインの視界から消えた。
遅れて突風が舞った。

広場に残ったのは、アインとマナ。そして先ほどの兵士の骸。
『なにか…ただならぬ気配を感じます…』
マナがつぶやく。

『竜眼の男…』
アインはそのあざ名に聞き覚えがあった。
ジークは言っていた、父オローは竜眼の男に惨殺された…
その人物が今この町にいる…
『アイン!』
マナの声で我に返った。
『あ…うん。この隙に町を出よう』
(竜眼の男はまた今度だ…
今は逃げるしかない)

広場といっても、レグナが着地できるほど、広くないことに気付く。
『ここじゃあ、レグナは呼べないな。正門に行こう』

『ええ』

さっき、走ってきた通路を引き返す。
通路を抜けると正門の前に広場があり、レグナが着地できそうな場所だった。
そのはずだが…



『…な。』
出てみたものの、広場は封印騎士団の兵士で埋め尽くされていた。
呆れる数だとアインは思った。
剣に手をかけるが…

『様子がおかしいですね…』
アインの手を引き、マナが言う。
『なんで、みんな正門の方に武器を構えているんだ?』
疑問に思った瞬間、正門に固まっていた兵士が吹き飛ばされるのを見た。

遠目にしかわからないが、隊列している兵士は次々と空中を飛んだ。
『竜眼の男だ!!』
アインは叫び、兵士の中に突っ込んでいく。
『反逆者のアインだ!討ち取れ!』
背後から来るアインに兵士達は気付き斬りかかってきた。
『邪魔だ!』
その兵士を薙ぎ払う。

『ちょっとアイン!?』
遅れてマナがアインを追う。

(竜眼の…男!!!!!)

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