noir cafe vol.9
『27歳、胸の高鳴り』
夏樹がキッチンで何か作ってくれている間、私はメイクを済ませ、真樹くんはシャワーを浴びた。男の人の湯上がりはいつも私をドキドキさせる。
「はい、できた。」
夏樹はオムライスを作ってくれた。レストランで食べる味とかわらないおいしさだった。
「みやちゃん、真樹がそろそろ出勤するけどどうする?ここにいる?」
夏樹がご飯を食べながら私にたずねた。
「いえいえ。迷惑だし、家に帰るよ。」
さすがに一日中他人の家でお世話になるわけにはいかない。
「店に来てくれればいいのに。」
首にタオルをかけたままの真樹くんに誘われる。私はゆっくりと返す。
「そうだね。行かなきゃね。」
彼に誘われたこと。それが営業であっても私には嬉しい言葉だった。
「お待ちしてます。」
にっこりと笑って返す真樹くんを見て、私の胸はテンポアップした感じがした。
「うちの店にもまた来てね。」
パチッとウインクをしてオカマ化した夏樹はやはり私よりもセクシーで少し妬けた。
今こうして3人で何気ない話をしていることが、私にはとても大切な時間に思えた。
夏樹の家を出て、真樹くんと外を歩いた。冬はもう近づいている。風は私の彼を意識して熱くなっていた頬を冷ましてくれた。
「またね。」
彼が手を振った。
「うん。また。」
彼にそう手を振ってまた会えることを約束する。私の心が少しまた温度を感じた。
夏樹がキッチンで何か作ってくれている間、私はメイクを済ませ、真樹くんはシャワーを浴びた。男の人の湯上がりはいつも私をドキドキさせる。
「はい、できた。」
夏樹はオムライスを作ってくれた。レストランで食べる味とかわらないおいしさだった。
「みやちゃん、真樹がそろそろ出勤するけどどうする?ここにいる?」
夏樹がご飯を食べながら私にたずねた。
「いえいえ。迷惑だし、家に帰るよ。」
さすがに一日中他人の家でお世話になるわけにはいかない。
「店に来てくれればいいのに。」
首にタオルをかけたままの真樹くんに誘われる。私はゆっくりと返す。
「そうだね。行かなきゃね。」
彼に誘われたこと。それが営業であっても私には嬉しい言葉だった。
「お待ちしてます。」
にっこりと笑って返す真樹くんを見て、私の胸はテンポアップした感じがした。
「うちの店にもまた来てね。」
パチッとウインクをしてオカマ化した夏樹はやはり私よりもセクシーで少し妬けた。
今こうして3人で何気ない話をしていることが、私にはとても大切な時間に思えた。
夏樹の家を出て、真樹くんと外を歩いた。冬はもう近づいている。風は私の彼を意識して熱くなっていた頬を冷ましてくれた。
「またね。」
彼が手を振った。
「うん。また。」
彼にそう手を振ってまた会えることを約束する。私の心が少しまた温度を感じた。
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