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GAME 18

[388]  るぅ  2007-02-04投稿
「1秒も離れたくないとか、ずっと触れていたいとか……そんなこと言ったらガキだと思われんじゃねぇかって。嫉妬や束縛なんてしたら、うざがられんじゃねぇかって。いつも怖かった。」

「シン………」

「本当は…“レイコは俺の女だ!”って学校中に宣言したいくらいだったけど。ばれてレイコが辞めたりしたら、毎日会えなくなるし。目を離したら誰かに取られそうで、でもガキじゃなく男と思われたくて……いつも必死。かっこわりぃ。」

じゃあ、

束縛しなかったのも

そっけない素振りも

他の生徒の前で喋らないことすら



全部私のため?


「シン……」

頭を撫でる指先の微かな震え
熱い肌
うるさいくらい高鳴る鼓動

そのすべてが『愛しい』と叫んでるみたいで――

私のすべてを溶かしていく。


しばらくの間、ただきつく抱きしめ合う。


ちゃんと話せて良かった。

ちゃんと聞けて良かった。

もぅ不安なんて何もない。

やがてゆっくり体を離し見つめ合った。


ん?

すっきりと笑顔の私に対し、シンの表情がどこか浮かない。

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