GAME 18
「1秒も離れたくないとか、ずっと触れていたいとか……そんなこと言ったらガキだと思われんじゃねぇかって。嫉妬や束縛なんてしたら、うざがられんじゃねぇかって。いつも怖かった。」
「シン………」
「本当は…“レイコは俺の女だ!”って学校中に宣言したいくらいだったけど。ばれてレイコが辞めたりしたら、毎日会えなくなるし。目を離したら誰かに取られそうで、でもガキじゃなく男と思われたくて……いつも必死。かっこわりぃ。」
じゃあ、
束縛しなかったのも
そっけない素振りも
他の生徒の前で喋らないことすら
全部私のため?
「シン……」
頭を撫でる指先の微かな震え
熱い肌
うるさいくらい高鳴る鼓動
そのすべてが『愛しい』と叫んでるみたいで――
私のすべてを溶かしていく。
しばらくの間、ただきつく抱きしめ合う。
ちゃんと話せて良かった。
ちゃんと聞けて良かった。
もぅ不安なんて何もない。
やがてゆっくり体を離し見つめ合った。
ん?
すっきりと笑顔の私に対し、シンの表情がどこか浮かない。
「シン………」
「本当は…“レイコは俺の女だ!”って学校中に宣言したいくらいだったけど。ばれてレイコが辞めたりしたら、毎日会えなくなるし。目を離したら誰かに取られそうで、でもガキじゃなく男と思われたくて……いつも必死。かっこわりぃ。」
じゃあ、
束縛しなかったのも
そっけない素振りも
他の生徒の前で喋らないことすら
全部私のため?
「シン……」
頭を撫でる指先の微かな震え
熱い肌
うるさいくらい高鳴る鼓動
そのすべてが『愛しい』と叫んでるみたいで――
私のすべてを溶かしていく。
しばらくの間、ただきつく抱きしめ合う。
ちゃんと話せて良かった。
ちゃんと聞けて良かった。
もぅ不安なんて何もない。
やがてゆっくり体を離し見つめ合った。
ん?
すっきりと笑顔の私に対し、シンの表情がどこか浮かない。
感想
感想はありません。