携帯小説!(PC版)

トップページ >> SF >> 〜Stliker〜哀編(35)

〜Stliker〜哀編(35)

[676]  焼き魚  2007-02-10投稿
龍雅はジゴクワグマの大群を相手に善戦をしていた。
しかし、ジゴクワグマの連携攻撃の前に苦戦を強いられていた。

ディア=パノスは一時的に上空に逃れ、大群から離れたかのように思えたが数体のジゴクワグマの捨て身の突入攻撃を喰らい撃墜されてしまった。

ズドォオオオン!!

真っ逆さまに落ちた龍雅は頭を抱えながら元のシートの位置に戻った。

龍雅「…ぐ…、ここまでできるまでに進化したのか…こいつらは…」

ディア=パノスはむくりと起き上がった。

龍雅(昔からジゴクワグマとは何度も戦ってその度に痛い目にあったが…今回ばかりは本当に死ぬかもしれん…)

龍雅は足元のボックスを開き、五つの補助ジェネレーターのスイッチを上に切り替えて出力を解放した。

それと同時にディア=パノスは背負っているダブルトマホークを手に取り、ジゴクワグマの大群に切り掛かった。
次々と紙切れの様に敵が切り刻まれていく。
しかし解放した出力はやがてジェネレーターの発熱により出力が弱くなりそれが足枷となっていく。
ディア=パノスの勢いは数で圧倒しているジゴクワグマの大群によって徐々に打ち消されていった。
そして…
ディア=パノスの動きが止まった。
辺りには倒したジゴクワグマが無数に転がっているがそれ以上にまだまだ敵の大群が取り囲んでいる。

龍雅(…ぐ…さすがにディア=パノスも俺もこれ以上は…)

その時だった。
戦闘領域上空の雲から無数の砲弾の雨がジゴクワグマの大群に降り注がれた。
それと同時にストライカーの大部隊がディア=パノスを取り囲むように着地した。
指揮官の男が声を発した。
指揮官「全軍!!砲撃開始!!」

バババババババババ!!

スドォオオオン!!

ドカァアアアアアン!!

嵐のような砲撃の前にジゴクワグマの大群は成す術も無く倒れていく。

龍雅(…す…スクランブルか…遅すぎるんだよ…)

龍雅の目は霞んでいき、やがてそれは真っ暗になった。
その間もジゴクワグマ達は勇敢に大部隊に突撃をかけてくるものの近づくことも許されず次々と倒れていく。
そして…月が昇る頃には辺りはジゴクワグマの亡きがらのみが地面を覆い尽くし、戦いは終結した。

感想

感想はありません。

「 焼き魚 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス