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頭痛による悲劇 ─上─

[780]  刹那(∵)ノ  2007-02-11投稿


俺は、最低だ─。

なぜなら、


アイスルヒトヲ、コロシテシマッタカラ─。




その時俺、神山晴樹は彼女、梓川ひよりと遊園地でデートしていた
はずだった…



突如頭が痛くなり始めた俺は、痛みに我慢しながらも、ひよりとのデートを楽しんでいた。

「晴樹!次はどうしよっか?」

ひよりは嬉しいのかはしゃぎながら俺に話しかけてくる。

「ど、どこでもいいぜ…」

「晴樹?なんか顔色悪いよ?大丈夫?」

ひよりは俺の調子が悪いことがわかったのか、気遣ってくる

「今日はこれでおしまいにして帰る?」

「いや、まだ遊んでこーぜ?」

俺はまだまだ楽しみたかったため、我慢しつつそう答えた

「そっか!無理しないでね?」


ひよりの問い掛けに俺は「ああ」と言い、それからいろんなアトラクションに乗る。
1時間ぐらい過ぎた頃だったろうか。俺は頭が半端なく痛みだした。

「晴樹!!」

ひよりの声も届かずに唸る俺は立ってられなくなり、そのまま地面に倒れ込む。
救急車はまだかとか色々考えていると、意識がふっと失くなった。





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