頭痛による悲劇 ─上─
俺は、最低だ─。
なぜなら、
アイスルヒトヲ、コロシテシマッタカラ─。
その時俺、神山晴樹は彼女、梓川ひよりと遊園地でデートしていた
はずだった…
突如頭が痛くなり始めた俺は、痛みに我慢しながらも、ひよりとのデートを楽しんでいた。
「晴樹!次はどうしよっか?」
ひよりは嬉しいのかはしゃぎながら俺に話しかけてくる。
「ど、どこでもいいぜ…」
「晴樹?なんか顔色悪いよ?大丈夫?」
ひよりは俺の調子が悪いことがわかったのか、気遣ってくる
「今日はこれでおしまいにして帰る?」
「いや、まだ遊んでこーぜ?」
俺はまだまだ楽しみたかったため、我慢しつつそう答えた
「そっか!無理しないでね?」
ひよりの問い掛けに俺は「ああ」と言い、それからいろんなアトラクションに乗る。
1時間ぐらい過ぎた頃だったろうか。俺は頭が半端なく痛みだした。
「晴樹!!」
ひよりの声も届かずに唸る俺は立ってられなくなり、そのまま地面に倒れ込む。
救急車はまだかとか色々考えていると、意識がふっと失くなった。
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