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フォーリンラブ 2

[279]  るぅ  2007-02-13投稿
確かに彼氏は欲しいけど、無理につくりたくはない。

だって本当に運命の人なら、必ず私を見つけ出してくれるはずだもん。


なんて、高校1年にしては乙女チックな考えを持つ蘭。

それを知ってる優子はひそかに嘆息し、言った。

「まぁ蘭らしぃけどね。あ、ダァからメール来た。今から会えない?だって。」

「今からぁ?」

今日は夜までカラオケで盛り上がる予定だったのに……

こんな嬉しそうな顔されたら引き止められない。

「いぃよ〜カラオケはまた今度ね。」

「ごめんねっ!次は絶対行こうねっ!じゃあ!」

うきうきと走り出す優子に手を振り、蘭はゆっくり歩き出した。

傘に当たる雨の音が、孤独感を与える。

「つまんなぃな〜…。」

小さく独り言を言いながら、蘭は優子との会話を思い出した。

本当に彼氏ができたら変わるかな。

こんな雨すら好きになるのかな。


「ねぇ!どこ行くの?」

突然の声に驚いて顔をあげる。

気づいたら目の前に二人組の男が立っていた。

いかにも今時なチャラい感じ。

蘭の苦手なタイプだ。

「ぅわっチョー可愛い!俺らと遊ばねぇ?」

「おごってあげるよ〜。」

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