ナイト・オン・ドラグーン【68】話『大地の番人、ゴーレム』
『あ”〜っっ!!!あっつぃい!!』
おてんば娘の悲鳴が森の中で響く。
元いた地点から森に入って、もう何時間ぐらい経ったのだろう。
深い森の中をアインとリオは突き進む。
『相変わらずだな、リオ』
暑さにうなだれるリオを尻目にアインは苦笑をした。
『でも、あっつぃものはあっつぃの〜』
がっくりと肩を落とす。
『そうか?俺は平気だけど…』
確かに森の中は蒸し風呂のように暑いが、リオのように叫ぶほどではない。
『うそ?こんなに暑いのに!?』
『うん。でも君のほうが涼しい格好してると思うけど?』
軽装の鎧を纏っているアインに比べ、リオは白いワンピースを来ている。
風通しがいいのか少しの風でもひらひらと軽やかに舞っている。
どう考えてもリオの台詞はアインが吐くものなのだ。
疑問に思った瞬間アインは気付いた。
『リオが炎の契約者だからかな?』
『そうかなぁ…だったらやだなー』
リオは頬を膨らませた。
『大地の搭はこの森を抜けた先なのか?』
迷いなく確かな足取りで先頭を歩くリオに声を投げる。
『多分!』
ほほ笑み答える。
『多分って…』
『うん多分、というより、大地の搭が近いって感じがするのよね〜』
『感じ?』
アインは問い掛けたが…
『…!?』
リオが立ち止まり、何かに気付いたように気配を殺している。
『リオ?』
アインがリオに駆け寄ろうとした時だった。
『来ちゃだめっ!!』
リオが叫んだと同時にアインの足元の地面が揺らいだ。
地盤が膨らみ、瞬時に気化し爆発した。
『なんだこれ!?』
後ろに吹き飛ばされたアインは、空中で身を翻す。
『アインさんっ!』
リオの叫ぶ声が土煙りの向こうで聞こえる。
『大丈夫だ!そっちは!?』
土煙りが晴れていく。
自分の足元にあった地面には巨大な穴が広がっている。
辺りを見渡し、リオの姿を確認すると疾走と駆け寄る。
『どこからだ!』
『わからないよ!』
アイン剣を抜く。
『シンニュウ者…ココハ、ダイチノトウノシキチダ…タチサレ…!』
その声を聞いたと同時に目の前の土が大きく盛り上がり、地中から岩石の肌をした大男が現れた。
『でかっ!』
リオが嘆く。
おてんば娘の悲鳴が森の中で響く。
元いた地点から森に入って、もう何時間ぐらい経ったのだろう。
深い森の中をアインとリオは突き進む。
『相変わらずだな、リオ』
暑さにうなだれるリオを尻目にアインは苦笑をした。
『でも、あっつぃものはあっつぃの〜』
がっくりと肩を落とす。
『そうか?俺は平気だけど…』
確かに森の中は蒸し風呂のように暑いが、リオのように叫ぶほどではない。
『うそ?こんなに暑いのに!?』
『うん。でも君のほうが涼しい格好してると思うけど?』
軽装の鎧を纏っているアインに比べ、リオは白いワンピースを来ている。
風通しがいいのか少しの風でもひらひらと軽やかに舞っている。
どう考えてもリオの台詞はアインが吐くものなのだ。
疑問に思った瞬間アインは気付いた。
『リオが炎の契約者だからかな?』
『そうかなぁ…だったらやだなー』
リオは頬を膨らませた。
『大地の搭はこの森を抜けた先なのか?』
迷いなく確かな足取りで先頭を歩くリオに声を投げる。
『多分!』
ほほ笑み答える。
『多分って…』
『うん多分、というより、大地の搭が近いって感じがするのよね〜』
『感じ?』
アインは問い掛けたが…
『…!?』
リオが立ち止まり、何かに気付いたように気配を殺している。
『リオ?』
アインがリオに駆け寄ろうとした時だった。
『来ちゃだめっ!!』
リオが叫んだと同時にアインの足元の地面が揺らいだ。
地盤が膨らみ、瞬時に気化し爆発した。
『なんだこれ!?』
後ろに吹き飛ばされたアインは、空中で身を翻す。
『アインさんっ!』
リオの叫ぶ声が土煙りの向こうで聞こえる。
『大丈夫だ!そっちは!?』
土煙りが晴れていく。
自分の足元にあった地面には巨大な穴が広がっている。
辺りを見渡し、リオの姿を確認すると疾走と駆け寄る。
『どこからだ!』
『わからないよ!』
アイン剣を抜く。
『シンニュウ者…ココハ、ダイチノトウノシキチダ…タチサレ…!』
その声を聞いたと同時に目の前の土が大きく盛り上がり、地中から岩石の肌をした大男が現れた。
『でかっ!』
リオが嘆く。
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