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リトルブルー??【サクラの思い】

[185]  あヤッペ  2007-02-14投稿
『どうやら美青達は先に帰ったようだな』

[え・・・]

静まり返った藪に、男の声が響く
眠っている青を看病していたサクラは突然の男の発言に少し驚いた

『お前達の仲間も重傷者がいるらしい、では失礼するぞ』

クルッと向きを反転させ、その方向に歩み出す男

[待ちなさいよ]

ピタリと男の足が止まり、振り向く

[なんで青なの?なんで青ばっかり]

眉間にシワを寄せ、ジッと睨みつける
しかし、男は微動だにしない

『いずれその意味も分かる』

表情を変えず。いや、仮面をしているので表情は全く読み取れないが
意味深な言葉だけを残し、ついに男は去っていった

[意味・・・分かんない]

モヤモヤしたものがサクラの心を圧迫した





《何で1人で遊んでんの?》

砂場で山を作ってる子に
あたしは疑問を持って話しかけていた

《お父ちゃんがいねぇから・・・お母ちゃんはお仕事だ》

その子は暗い顔して、せっかく作った砂山を足で蹴って崩してしまった

《あーっ!もったいない!そんなもったいないコトしたら先生が怒るよー》

でもその子はそんなことなんか気にせずに、また砂山を作り始める

あたしはその子の横に座った

あたしが座ったのにその子は無表情で砂をかき集めている

《1人いやじゃないの?》

《別に〜》

両手をお椀みたいにして砂を集めるその子

それを見てたあの頃のあたしはじれったくなってきた

だから

《あたしと遊ぼうよ》

その子はビックリしてあたしの顔をずっと見てたっけ

その間あたしは自分のスコップでザクザク砂を掘り返してた

《一緒に遊んでくれんの?》

ちょっと間を置いて聞いてくる

だからあたしは言ったの

《うん!》

そしたらいきなり笑い出して



それからかな
小学校入っても
中学でも
高校でも

あたしたちは一緒だったよね

だからなおさら居なくなってほしくない、

今度はあたしが青を守る

青はあたしの大事な人だから

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