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LAST SUMMER#7

[441]  SETTARMEN  2007-02-15投稿
3月13日 AM10時35分

初のショート…

俺は期待と不安でいっぱいだった…

『俺はライトかぁ…ようやく曽我端さんも俺の足を認めてくれたかぁ』

と、ケイタが呟いた。

すると、すかさずリュウヤが
『バカ!お前が速いのは長距離だろ!調子のんな!大体お前のファーストが使えねぇからタッパのある橘がコンバートしたんだろうが!!』

ごもっともなことを言った。

確かに去年の秋、エラーが断トツで多かったのはケイタだ。

ショートバウンドがさばけなくて、いくつアウトを逃しただろうか…

去年の秋のオーダーは
1番(中)北条
2番(二)白石
3番(遊)滝本
4番(三)村上
5番(投)天堂寺
6番(左)橘
7番(右)菊川
8番(捕)不破
9番(一)丸山

だった。これに、リュウヤがピッチャーをするときは、ショウがショートに入るというオーダーだった。


去年から考えると確かにある程度のコンバートはある…

しかし、ショウがレギュラー組に入った時、俺はリュウヤの控えになるわけ??


どうなるんだよ!…と一人で考えていると、
リュウヤが
『おい!八神!俺が投げるんだからミスんなよ!』

と言った。直接的な言い方にカチンときたが、そこはあえて逆手をとり

『じゃあリュウヤの足を引っ張らない為にもショートのいろはを教えてくれよ』

と言った。

するとリュウヤが

『お前、わかってんじゃねぇか!まずショートってのは………』


といった感じでリュウヤから、基本的な守備位置、ゲッツー、牽制のサインなど必要事項をいろいろと教えてもらった。

『まず、難しいことは要求しねぇ。イージーミスだけすんなよ!』

と最後にリュウヤは言った!


ショウのアップも終わり、白組のメンバーも発表された。

1番(中)野原1年
2番(遊)成瀬1年
3番(三)進藤2年
4番(投)天堂寺2年
5番(捕)布川2年
6番(左)三野1年
7番(一)山竹1年
8番(左)太田2年
9番(二)石橋1年


白組に関しては特に紹介するような人物はいない…

残った部員はコーチャーや、審判にまわった。


グランドの準備も整い、間もなく紅白戦が始まろうとしていた…

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