ナイト・オン・ドラグーン【70】話『猛襲×撃退×新たな敵』
『タチサレ…!!』
3メートルぐらいの岩で出来た大男が呪文のようにその言葉を繰り返す。
『タチサレ…!』
今度は両腕を振り上げ、ハンマーのようにアインとリオの頭上に降り掛かる。
『避けろ!』
落下してくる岩の影から左右に二人は横に跳んだ。
地響きが鳴り、足元が揺らいだ。
その地面を揺るがすほどの破壊力は受け止めていたのなら、確実に押し潰されていただろう。
ゴーレムが叩きつけた地面は陥没している。
『なにするんだ!こいつ!!』
アインはその動きの遅い腕をはやての如く斬りつけた。
重い金属音が連続に鳴り響く。
『くそっ!硬い!』
当然のように傷一つ、つけられなかった。
アインはゴーレムの攻撃範囲から後方へ飛び退く。
『もうっ!!あったまきた!!!』
リオが叫ぶと彼女の全身を炎が包んだ。
両手をゴーレムの方へと突き出すと次々と炎の塊が飛び出した。
何十発と岩の大男に直撃する。
『グ…』
炎を浴びたゴーレムが少し呻く。
リオはそれを見逃さなかった。
彼女を包んでいた炎が突き出した手に引き寄せられていくように留まる。
リオの回りで生い茂っていた木や草は跡形もなく焼けていた。
『これで……最期よ!!』
巨大な炎が打ち出される。
巨大な火の玉が立ちはだかる草や木などを焼き尽くし進む。
そして、轟音とともにゴーレムに直撃した。
『グ…グ…フ…』
正面から受け、背中から地響きを鳴らしながら倒れた。
『いっちょ、あがりぃ!』
リオはガッツポーズをアインにしてみせる。
『なんて火力とパワーだよ…』
アインは思わず苦笑いをする。
『グォォォオ!!!』
倒れたゴーレムが叫びながら起き上がる。
『まずい!まだ倒しちゃいない!』
そしてこちらへと突撃しようと構えた。
『うっそ!?』
リオは瞬時に先ほどの巨大な炎ではない、トドメの一撃を打ち出す。
よろついているゴーレムの方へと飛んでいく。
直撃。
爆音が響く。
が、
『今度はなに!?』
リオが叫ぶ。
『新手か!』
ゴーレムに立ちはだかるように誰かが立っている。
『ゴンザレスを…いじめる…な!』
3メートルぐらいの岩で出来た大男が呪文のようにその言葉を繰り返す。
『タチサレ…!』
今度は両腕を振り上げ、ハンマーのようにアインとリオの頭上に降り掛かる。
『避けろ!』
落下してくる岩の影から左右に二人は横に跳んだ。
地響きが鳴り、足元が揺らいだ。
その地面を揺るがすほどの破壊力は受け止めていたのなら、確実に押し潰されていただろう。
ゴーレムが叩きつけた地面は陥没している。
『なにするんだ!こいつ!!』
アインはその動きの遅い腕をはやての如く斬りつけた。
重い金属音が連続に鳴り響く。
『くそっ!硬い!』
当然のように傷一つ、つけられなかった。
アインはゴーレムの攻撃範囲から後方へ飛び退く。
『もうっ!!あったまきた!!!』
リオが叫ぶと彼女の全身を炎が包んだ。
両手をゴーレムの方へと突き出すと次々と炎の塊が飛び出した。
何十発と岩の大男に直撃する。
『グ…』
炎を浴びたゴーレムが少し呻く。
リオはそれを見逃さなかった。
彼女を包んでいた炎が突き出した手に引き寄せられていくように留まる。
リオの回りで生い茂っていた木や草は跡形もなく焼けていた。
『これで……最期よ!!』
巨大な炎が打ち出される。
巨大な火の玉が立ちはだかる草や木などを焼き尽くし進む。
そして、轟音とともにゴーレムに直撃した。
『グ…グ…フ…』
正面から受け、背中から地響きを鳴らしながら倒れた。
『いっちょ、あがりぃ!』
リオはガッツポーズをアインにしてみせる。
『なんて火力とパワーだよ…』
アインは思わず苦笑いをする。
『グォォォオ!!!』
倒れたゴーレムが叫びながら起き上がる。
『まずい!まだ倒しちゃいない!』
そしてこちらへと突撃しようと構えた。
『うっそ!?』
リオは瞬時に先ほどの巨大な炎ではない、トドメの一撃を打ち出す。
よろついているゴーレムの方へと飛んでいく。
直撃。
爆音が響く。
が、
『今度はなに!?』
リオが叫ぶ。
『新手か!』
ゴーレムに立ちはだかるように誰かが立っている。
『ゴンザレスを…いじめる…な!』
感想
感想はありません。
「 milk 」の携帯小説
- デビルバスター【1章】 『召喚』
- デビルバスター【1章】 『始まりの町』
- LOST卍キングダム
- ココロザシ成長チュウ?HR
- それでもこの世界が好きだから…END
- それでもこの世界が好きだから5時間目
- それでもこの世界が好きだから…4時間目