素直になれない私?
「美咲...。ホンマにごめん。けどホンマにやりたいだけとはちがうから。これだけは信じて欲しい。美咲がもう俺とは付き合いたくないなら別れよう。俺は別れたないんやけど...。」
私は何も答えなかった。どうするべきなのか、どうしたいのか今の私にはその答えが見つからなかった。
「美咲?もう無理か?...。分かった。気持ち落ち着いたら連絡して。俺でなくてもええけん。カズでもシンゴでもええけん。連絡待っとくわ。」
そう言うと彼は私に背を向け歩いて行った。遠くなる彼の後姿をずっと見つめていた。
あれから3日がたった。私は学校にも行く気がせず、一人海辺で座り込んだ。
彼の事が頭から離れない。朝日が顔を出し、そして夜が来る。日がたつにつれ彼に会いたくなる自分がいる。無性に会いたい。今すぐ会いたい。別れるのなんてイヤだ。やっと自分の気持ちに気付いた。どうしてあの時『別れたくない』そう言えなかったのだろう。彼と出会ってそんなに月日はたっていないが彼の事を心から好きになっている。彼の事を信じよう、そう思った。
私は立ち上がり公衆電話まで走った。
彼のポケベルに『ハナシガアル ミサキ』と入れ、彼からの連絡を待った。
しかし1時間、2時間たっても連絡はいっこうに無い。『アホらし...。』そう思いポケベルを道に叩き付けた。ポケベルは割れ、走ってきた車にひかれた。私の心もこっぱみじんに破裂した。『待っとく』と言った彼を信じた事、自分の気持ちに気付くのが遅すぎた事に腹が立った。
あの時『別れたくない』と言っていれば、彼と出会った頃のように笑い合えていたのかと思うとまた涙がにじんできた。
海辺に戻り波打ち際を泣きながら歩いた。彼と手をつないで歩いた場所を一人歩いてみた。寂しい気持ちでいっぱいになった。やっぱり彼に会いたい。
彼に対する怒りよりも、それ以上に彼に会いたい気持ちでいっぱいになった。こんなせつない気持ちになったのは初めてだった。
「美咲!!」
私は何も答えなかった。どうするべきなのか、どうしたいのか今の私にはその答えが見つからなかった。
「美咲?もう無理か?...。分かった。気持ち落ち着いたら連絡して。俺でなくてもええけん。カズでもシンゴでもええけん。連絡待っとくわ。」
そう言うと彼は私に背を向け歩いて行った。遠くなる彼の後姿をずっと見つめていた。
あれから3日がたった。私は学校にも行く気がせず、一人海辺で座り込んだ。
彼の事が頭から離れない。朝日が顔を出し、そして夜が来る。日がたつにつれ彼に会いたくなる自分がいる。無性に会いたい。今すぐ会いたい。別れるのなんてイヤだ。やっと自分の気持ちに気付いた。どうしてあの時『別れたくない』そう言えなかったのだろう。彼と出会ってそんなに月日はたっていないが彼の事を心から好きになっている。彼の事を信じよう、そう思った。
私は立ち上がり公衆電話まで走った。
彼のポケベルに『ハナシガアル ミサキ』と入れ、彼からの連絡を待った。
しかし1時間、2時間たっても連絡はいっこうに無い。『アホらし...。』そう思いポケベルを道に叩き付けた。ポケベルは割れ、走ってきた車にひかれた。私の心もこっぱみじんに破裂した。『待っとく』と言った彼を信じた事、自分の気持ちに気付くのが遅すぎた事に腹が立った。
あの時『別れたくない』と言っていれば、彼と出会った頃のように笑い合えていたのかと思うとまた涙がにじんできた。
海辺に戻り波打ち際を泣きながら歩いた。彼と手をつないで歩いた場所を一人歩いてみた。寂しい気持ちでいっぱいになった。やっぱり彼に会いたい。
彼に対する怒りよりも、それ以上に彼に会いたい気持ちでいっぱいになった。こんなせつない気持ちになったのは初めてだった。
「美咲!!」
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