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LAST SUMMER#13

[397]  SETTARMEN  2007-02-17投稿
3月13日 紅白戦
【2回表1死2塁】

2塁上には2ベースのタク。

打席には6番キャプテンの不破。右打席。

ややオープンスタンス気味の不破の打撃フォーム。

セットポジションになったエース、天堂寺。

注目の第1球。

パシッ。

『ストライ〜ク』

今井先生が手を上げる。

バッテリーの選択はカーブだった。

球筋を見極めるかのように不破が見逃す。

『カズマ〜。ここ、チャンスだぞ〜』

ケイタが叫んだ。

そして第2球

ビュッ!

カキーン!

外のストレートを逆らわず不破は右方向に捉らえた!

しかし…

ガシャーン!

ボールはファーストのファールゾーンのフェンスへ…

2ナッシング。


追い込んだバッテリーの選択は外のフォークだった。


ここで思わぬハプニング!

ビュン!!


ガシャーン!!


本来ストライクゾーンから落ちる天堂寺のフォークは珍しく、ホームベース手前でワンバウンドした。

これを捕手、布川が後逸した…

ボールはバックネットへ…


『走れ!!』、『GO!!』、『行け〜!』

などと1塁側紅組ベンチからは同時に声がでた!

慌てて布川が拾いに行く。

もちろん2塁上にいた鈍足、村上は悠々3塁へ進塁した。


1アウト3塁。
チャンスは拡がった。

マウンド上の天堂寺が布川を睨んだ。

布川は手で『悪い、悪い』というようなジェスチャーをした。


カウントは2-1となり、打席は未だ不破。

ここは絶対に1点を獲りたいところ。


しかし…
『ストライク!バッターアウト!!』

内角にズバッと決まったストレートに不破もお手上げの様子だった…


2アウトと三塁になった。

打席には7番の菊川が向かった。

ネクストサークルを出た菊川は、
『俺っち、打てっかな〜?』

と呟き打席に向かって行った。


俺は8番なのでネクストサークルに入った。

菊川が出れば、俺に打順が回る…


その時俺は今まで温めておいたある秘策を出そうと決意した。

そう。それは、去年の秋の大会が終わった頃から温めてきたとっておきの秘策だった。

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