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ぱずる、、〔十七 ピース〕

[586]  ホッチ  2007-02-18投稿
『ノリ、、』

何が現実でどこからが夢なのか、、。
真実と嘘、調べれば調べるほど疑問点が多すぎる、、。
説明がつかない。


、、、、パシャッ!!

カメラのフラッシュがタカれ、自分が眠っていたことを察する。

資料室、、何が起こったのか理解に苦しむ。とりあえず眠い目で時計をみると、既に昼を過ぎていた。

次に自分を撮影した犯人をみる、同僚だ、、。
頭が冴え、怒りが込みあげてくる。

どうやらよだれを垂らしていたところを撮られたらしい、、。

人生の汚点をさらしてしまった。

派手に怒り、用事はなにかと問い諭す。
私に来客とのこと、、。

彼にもう一度喝を入れ、部屋をあとにする。

廊下を歩く途中、調べたことを整理してみた。

今回私が担当した事件、、まさに奇怪という言葉がしっくりくる。
関連性のなさと、あきらかに自殺とはいえない不自然死、、。

2日前に事情を聴きに行った男性も昨日亡くなった、、。

ポイントは病院、、。

調べると、数十年前にツブれた結核病棟らしい。

霊の存在を認めたくはないが、他に証拠、凶器など何一つ見付からないのだ、、。
最初に発見されたヒロシさんはバラバラにされていたが、刃物等によるものではなく。強い力で引き千切らた感じだった、、。
とても人間の所業とは思えない。
彼女のトモカさんも、とくに心臓が弱かったわけでもないのに、、。

考えながら受付へ、、。

すると一人の少女がこちらを向き会釈する。
つられ私も一礼し、話を伺う。

事件の場で自殺したノブオさんの娘らしい、、。
内容は、やはり不可解な父の死。あと捜査に進展はあったのか?など彼女の不安と苛立ちがぶつけられた、、。

彼女をなだめ、落ち着かせる。そしてここではあまり話せないので、明日捜査状況を伝えに伺うと告げ。
どうにか今回は納得してもらえたようだ、、。

また連絡すると、外まで彼女を見送る、、、自動ドアが開くと共に蒸し暑い熱風が入り込む。

暑さで景色は揺らぎ、セミはここぞとばかりに奇声をあげている、、。

汗が吹き出すなか視線を下へ、そこには横だわる犬がいた、、。
、、犬!? きっと暑さにでもやられたのだろう。

それをみて彼女は驚き、すぐさま犬を介抱する。
中で休むことを勧めたが。彼女は帰るとのこと、、。

娘と犬を見送り、私は資料室へ戻った、、。

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