ファーストハンド
…そう。
松山くんは、皆が知ってるくらい女の子と接点を持たない。
だからあたしがどんなに頑張っても、振り向いてくれる確率は0%に近いんじゃないかなぁ…
「あの松山に三年間想い続けるのは大したモンよね。皆すぐ諦めちゃうもん。」
比奈乃が溜め息をつく。するとタケちゃんもくちを開く。
「そぉなんだよなぁ〜…あいつモテるくせに女つくんねぇもんな。もったいねぇ〜」
あたしのクラスは一気に恋愛のムードに包まれてしまった。
じっと皆の会話を聞いていたふじちゃんが言った。
「それで、萌ちゃんのこと、松山くん知ってるの?」
「どぅなんだろ〜?一応…松山くんと同じ委員会に入って雑用なんか手伝ってるけど…全然喋んないも〜ん!顔知ってるくらいじゃないかな…」
「萌香もチャンス少ない中頑張ってんだよね…」
比奈乃はうんうんうなずきながら喋る。男友達イッパイの比奈乃でさえ、松山くん情報は少ないからびっくりなんだぁ…
そんな、誰もが同情の念にかられてしまった。
ふじちゃんなんか授業再開する様子なんかない。
そんなとき、チャイムがなり授業が終わった。
皆クラスから出ていきざま、あたしに頑張れと囁いてく。
あたしはいつもみたいに、比奈乃と一緒に帰るため、準備を始めた。
さっさと準備を終えた比奈乃が近寄ってくる。
「萌香、今度の委員会いつ?」
「は?…んと、明日かな」
「明日かぁ…」
考え込んだ比奈乃を覗きながらカバンを持ち席を立つ。
「ナニ〜??委員会がどした?」 「うん…やっぱさあ、アンタ、強引にでも松山と話してみるべきだよ。」
「はぁっ?ナニいってんの!?ムリじゃん!話しかけてもスルーされるって!」
「だょね〜…つか、何で松山は女子と喋んないわけ?気になんない???」
…そぅ言われれば。
気になってた。
「気になるよぉ…そりゃ〜」
なんで女子と話さないのか。それが分かればちょっとは萌香も押せる。
「…昔女の人にスゲーフラレかたしたとか?」
「そんな〜まだ中学生じゃん?漫画の読みすぎだって比奈乃っ!!」
「そぉでもないのよね…去年の先輩なんか…逆だけど男に散々遊ばされて貢がされて捨てられたってウワサあったじゃん」
「あー…あったあった。妊娠しちゃったんだよね…」
「けどー松山くんはそんなことなさそう…だと思う…」
ってか、そう
松山くんは、皆が知ってるくらい女の子と接点を持たない。
だからあたしがどんなに頑張っても、振り向いてくれる確率は0%に近いんじゃないかなぁ…
「あの松山に三年間想い続けるのは大したモンよね。皆すぐ諦めちゃうもん。」
比奈乃が溜め息をつく。するとタケちゃんもくちを開く。
「そぉなんだよなぁ〜…あいつモテるくせに女つくんねぇもんな。もったいねぇ〜」
あたしのクラスは一気に恋愛のムードに包まれてしまった。
じっと皆の会話を聞いていたふじちゃんが言った。
「それで、萌ちゃんのこと、松山くん知ってるの?」
「どぅなんだろ〜?一応…松山くんと同じ委員会に入って雑用なんか手伝ってるけど…全然喋んないも〜ん!顔知ってるくらいじゃないかな…」
「萌香もチャンス少ない中頑張ってんだよね…」
比奈乃はうんうんうなずきながら喋る。男友達イッパイの比奈乃でさえ、松山くん情報は少ないからびっくりなんだぁ…
そんな、誰もが同情の念にかられてしまった。
ふじちゃんなんか授業再開する様子なんかない。
そんなとき、チャイムがなり授業が終わった。
皆クラスから出ていきざま、あたしに頑張れと囁いてく。
あたしはいつもみたいに、比奈乃と一緒に帰るため、準備を始めた。
さっさと準備を終えた比奈乃が近寄ってくる。
「萌香、今度の委員会いつ?」
「は?…んと、明日かな」
「明日かぁ…」
考え込んだ比奈乃を覗きながらカバンを持ち席を立つ。
「ナニ〜??委員会がどした?」 「うん…やっぱさあ、アンタ、強引にでも松山と話してみるべきだよ。」
「はぁっ?ナニいってんの!?ムリじゃん!話しかけてもスルーされるって!」
「だょね〜…つか、何で松山は女子と喋んないわけ?気になんない???」
…そぅ言われれば。
気になってた。
「気になるよぉ…そりゃ〜」
なんで女子と話さないのか。それが分かればちょっとは萌香も押せる。
「…昔女の人にスゲーフラレかたしたとか?」
「そんな〜まだ中学生じゃん?漫画の読みすぎだって比奈乃っ!!」
「そぉでもないのよね…去年の先輩なんか…逆だけど男に散々遊ばされて貢がされて捨てられたってウワサあったじゃん」
「あー…あったあった。妊娠しちゃったんだよね…」
「けどー松山くんはそんなことなさそう…だと思う…」
ってか、そう
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