笑えない?
相田さんは、私がありあわせの材料で作ったチャーハンとスープをペロリと完食し、土産にもってきたケーキに手をのばした。ケーキを手づかみで食べながら、相田さんは尋ねてきた。
「何かあったー?」
私のこめかみがピクリとなる。この男は…一番聞かれたくない事をサラリと聞いてくる。
「い…言いたくありません。」よーし、よく言った!私!
「ふーん…」アレレ?そういう反応?
何だか私は肩透かしをくらった気分になる。それから相田さんは一言も話さなかった。
―5分経過
―10分経過…
沈黙に耐え切れなくなった私は、自ら全て暴露した。「あー、もう分かりましたよ!あーあー、ありましたともさ!友達の彼氏が私の彼氏で…要するに、二股かけられてて、その事問いただそうとしたら、捨てられたんですよ!振られたんです!」
私のこの剣幕に少しの間、相田さんは呆気にとられていたが、何を思ったか笑いだした。
「な、何がおかしいんですか!」
「いやいや、ごめんごめん。」
謝りつつも笑い続ける相田さん。私は何だか悔しくなってきて、目の前のケーキをヤケ食いし始めた。
続く
「何かあったー?」
私のこめかみがピクリとなる。この男は…一番聞かれたくない事をサラリと聞いてくる。
「い…言いたくありません。」よーし、よく言った!私!
「ふーん…」アレレ?そういう反応?
何だか私は肩透かしをくらった気分になる。それから相田さんは一言も話さなかった。
―5分経過
―10分経過…
沈黙に耐え切れなくなった私は、自ら全て暴露した。「あー、もう分かりましたよ!あーあー、ありましたともさ!友達の彼氏が私の彼氏で…要するに、二股かけられてて、その事問いただそうとしたら、捨てられたんですよ!振られたんです!」
私のこの剣幕に少しの間、相田さんは呆気にとられていたが、何を思ったか笑いだした。
「な、何がおかしいんですか!」
「いやいや、ごめんごめん。」
謝りつつも笑い続ける相田さん。私は何だか悔しくなってきて、目の前のケーキをヤケ食いし始めた。
続く
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