笑えない?
「もう、相田さんなんて嫌いです。人の不幸を笑うなんて最低です。」
私のこの一言にさすがにやばいと思ったのだろう。
相田さんは、笑うのをやめた。そして私を見つめてこう言った。
「いやいや、嬉しくてさ。」
「はい?」
何だ、こいつは。自分より不幸なヤツを見て、優越感でも感じてんのか。
相田さんはいままで見た事のない真剣な眼差しを私に向けた。
「麻美ちゃん、何で俺が毎日わざわざご飯食べにきてると思ってんの?」
―相田さんが言いたい事を理解できないほど、私はにぶい人間ではない。
「よければさ、これからもずっと毎日、飯食わせてよ。たまにケーキ買ってくるからさ。」
ほおをポリポリかきながら少し照れ臭そうに相田さんは言う。
「…笑えない」
私は、ポツリとつぶやく。「笑ってんじゃん。」
私を指差して相田さんは言う。そして優しくほほ笑んだ。
私はいつの間にか笑っていたようだ。素直に相田さんの気持ちが嬉しかった。
それから二人で顔を見合わせ、声をだして、笑った。―久しぶりに心の底から笑っている自分がいた。
―『笑えない』
―毎日、私の部屋でご飯食べて、隣で笑っているあなたを想うとあまりにも現実味がありすぎて、あまりにも幸せすぎて
―私、笑えないよ。
終わり♪
私のこの一言にさすがにやばいと思ったのだろう。
相田さんは、笑うのをやめた。そして私を見つめてこう言った。
「いやいや、嬉しくてさ。」
「はい?」
何だ、こいつは。自分より不幸なヤツを見て、優越感でも感じてんのか。
相田さんはいままで見た事のない真剣な眼差しを私に向けた。
「麻美ちゃん、何で俺が毎日わざわざご飯食べにきてると思ってんの?」
―相田さんが言いたい事を理解できないほど、私はにぶい人間ではない。
「よければさ、これからもずっと毎日、飯食わせてよ。たまにケーキ買ってくるからさ。」
ほおをポリポリかきながら少し照れ臭そうに相田さんは言う。
「…笑えない」
私は、ポツリとつぶやく。「笑ってんじゃん。」
私を指差して相田さんは言う。そして優しくほほ笑んだ。
私はいつの間にか笑っていたようだ。素直に相田さんの気持ちが嬉しかった。
それから二人で顔を見合わせ、声をだして、笑った。―久しぶりに心の底から笑っている自分がいた。
―『笑えない』
―毎日、私の部屋でご飯食べて、隣で笑っているあなたを想うとあまりにも現実味がありすぎて、あまりにも幸せすぎて
―私、笑えないよ。
終わり♪
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