ぱずる、、〔二十一 ピース〕
『あるイヌ、、』
私たちの後ろに誰かいる、、!!
ノリは気付いていない、恐る恐る振り返ると。
女の子が一人、、笑っている。
その表情が不気味に怖く、動けないほどの冷たい目線でノリをみている。
私は吠えるのも忘れ、女の子の動向を観察していた。
その子は手を伸ばしノリに触ろうと、、
!! 我に返りノリの危険を察知しその手に飛び掛った、、だが噛んでみたものの感触はなく無惨にもすり抜けてしまった。
手の標的はノリから私に変わる、、。
どうにか追い払えないものか?
ない頭で考えていると、ノリが振り向き悲鳴をあげた。
彼女にもその子が確認できるらしい。
手は悲鳴に動じる事もなく、私の首を絞め始める。なすすべのない苦しみ、、なき叫ぶノリ、、笑い続ける女の子。
血液が頭にとどかなくなるのが判る、、冷えと孤独感。
あぁー、、これが死か。
頭の中で願う、どうかノリだけは助けてほしい。
私はどうなってもいい、、どうか。
彼女は私を抱き締め、その手から解放しようと必死になっている。
泣いている彼女をみるのはやっぱりやなものだ。
頭の中で声が聞こえる、、。
『大丈夫だよ、彼女は殺さない、、。
ここで殺しちゃったらピースが合わなくなっちゃう、、。』
私には訳も判らぬまま、口からは唾液の泡が溢れてくる。
それでも、ノリが助かるとわかっただけ安らかな気持ちになった、、。
『ダメなイヌだったけど可愛がってくれてありがと、もっと一緒にいてあげた、、かっ、た、、。』
そして何かの線が切れた、、。
「イヤだぁー!!ロイッ!!ロイーー!!
目を開けてよ、、もう家族がいなくなるのはやだよっ!!
ロイ、、、」
声は非力にコダマし、何もなかったようにまた静かになる。
事切れたロイと一緒に女の子もまた消えていた、、。
私はいつまでもロイを抱き締め、哭き続けていた、、。
私たちの後ろに誰かいる、、!!
ノリは気付いていない、恐る恐る振り返ると。
女の子が一人、、笑っている。
その表情が不気味に怖く、動けないほどの冷たい目線でノリをみている。
私は吠えるのも忘れ、女の子の動向を観察していた。
その子は手を伸ばしノリに触ろうと、、
!! 我に返りノリの危険を察知しその手に飛び掛った、、だが噛んでみたものの感触はなく無惨にもすり抜けてしまった。
手の標的はノリから私に変わる、、。
どうにか追い払えないものか?
ない頭で考えていると、ノリが振り向き悲鳴をあげた。
彼女にもその子が確認できるらしい。
手は悲鳴に動じる事もなく、私の首を絞め始める。なすすべのない苦しみ、、なき叫ぶノリ、、笑い続ける女の子。
血液が頭にとどかなくなるのが判る、、冷えと孤独感。
あぁー、、これが死か。
頭の中で願う、どうかノリだけは助けてほしい。
私はどうなってもいい、、どうか。
彼女は私を抱き締め、その手から解放しようと必死になっている。
泣いている彼女をみるのはやっぱりやなものだ。
頭の中で声が聞こえる、、。
『大丈夫だよ、彼女は殺さない、、。
ここで殺しちゃったらピースが合わなくなっちゃう、、。』
私には訳も判らぬまま、口からは唾液の泡が溢れてくる。
それでも、ノリが助かるとわかっただけ安らかな気持ちになった、、。
『ダメなイヌだったけど可愛がってくれてありがと、もっと一緒にいてあげた、、かっ、た、、。』
そして何かの線が切れた、、。
「イヤだぁー!!ロイッ!!ロイーー!!
目を開けてよ、、もう家族がいなくなるのはやだよっ!!
ロイ、、、」
声は非力にコダマし、何もなかったようにまた静かになる。
事切れたロイと一緒に女の子もまた消えていた、、。
私はいつまでもロイを抱き締め、哭き続けていた、、。
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