素直にいつもなれなかったけど，

本当は大好き。

だけど，変なことで意地張って
冷たくして…

どんどん親友と仲良くなって
いくあなたを見るのが辛かった

『かずみ』って呼ばれるの
好きだった
休み時間，大声で皆の前で
呼ばれるとなんだか特別な気が
して嬉しかった

いつからか，毎時間休み時間は
わたしのクラスに来てたのに
親友のクラスへ行くように
なったよね…

そして…２人が付き合い始めた

馬鹿みたにはしゃいで
『おめでとーっ！！』
って言いまくってた私に，
あなたは，
『お前のこと好きだったんだけどさ…お前はそうじゃ無かったみたいだから』

『え…？？』

『かずみには幸せになって貰いてぇから…頑張れよ！』

聞いた瞬間，涙が溢れそうに
なった
いや，溢れてた

『そんなに喜んでくれるとは思わなかったし！泣くなって』

…違うよ
悔しくて泣いてるんだよ？

『お前たちなら絶対うまくいくから，頑張ってね♪』

嘘。嘘。嘘。

そんなこと思って無い
良い子気取ってた
嫌われたくなくて……

２人が付き合い始めてからも
あなたは，私に変わらず
優しくしてくれた

死にたいって思ったときに
救ってくれたのはあなただった

いつも，
『電話して』
って言ってくれた

相談なんて滅多にしない私が
あなたには，相談した

好きだから…
っていうのもあったけれど，
頼りになったからっていうのが
大きかった

電話だけじゃなくて，あなたは
家の近くの公園まで来てくれて
話聞いてくれたよね？
真剣に考えてくれて……

嬉しかったよ？

だけど，思い知らされる
あなたと親友が付き合ってる
という事実を…

これだけは，あなたに相談なんて
出来なくて…
悩んでいる私を，何も言わない
のに気付いてくれた
他の誰も気付かなかったのに
あなただけ気付いてくれた

頼りたくなる…
だけど，頼ったらもっともっと
辛くなるから…

あなたは，私のことを
大切な親友だって言った

…違うんだ
私にとってあなたは親友じゃ
無いんだ

大好きな人なんだよ？

伝えられないけど，この気持ちは
消えないから…

ずっと好きだから，幸せに
なってください
親友を幸せにしてあげてね

だから，最後に言わせて？

“大好きだよ”

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