携帯小説!(PC版)

モモ 〜1〜

[250]  あきょ  2007-03-02投稿
〜プロローグ〜


たんぽぽの咲き乱れるこの丘に、また僕は戻ってきた。

何度も何度もサクラが散り、太陽が照りつけ、落ち葉が舞い、そして雪が降っては解けていった。

それでも僕は変わらずに春と共にこの地に戻ってくる―\r



親愛なる「モモ」へ


去年僕の子供が生まれました。最愛の妻と、二人の間に出来た子供には君と同じ「モモ」って名前を付けました。


大事なモノは常に移り変わる。
大好きだった君は、永遠はくれなかったけど。
大好きだった君は、過去のものになってしまったけど。

ここに来るといつだって、君の大好きだった南風が今も君の声でささやきます。


「もう一人じゃないよ」

「幸せになってね」


親愛なるモモ。
ここに来ればまた君に会えるんじゃないかなって、10年たった今も思い続けています。

さよならは言わなかった君だから、僕にしか見えない君だから。

またこの場所で手をつないで踊ろう。
南風の声を聴きながら―\r

つづく

感想

感想はありません。

「 あきょ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス