殺し合いごっこ? 第21話
『だめだ・・・今度こそ死ぬ!!』
勇は銃を構える暇もなかった。
バン!バン!バン!バン!バン!バン!
銃声が鳴り響いた。
オニが苦しみのたうち回っている。
松坂の放った銃弾は頭には当たらなかったものの胸に命中し肺に穴を空けたらしい。さすがのオニでもただでは済まない。
「撃てぇ!!!」
松坂が叫んだ。
もちろん勇もこのチャンスを逃す訳がなかった。
バァン!!
勇の放った銃弾はオニの眉間に命中しオニは動きが止まり息絶えた。
「松坂!!」
勇は松坂の元へ駆け寄った。
「おい!!大丈夫か!?」
「やばい・・・」
勇はその光景に目を疑った。
傷が治りかけている。しかも肌の色傷口からがどんどん灰色に変色し始めている。
「間違い無い・・・オニになっちまうんだ・・・」
「嘘だろ・・・オイ・・・」
最早傷は完全に治り肌はますます灰色が濃くなってゆく。
「殺してくれ・・・頼む・・・」
「え!?」
「このままじゃ確実にオニになって・・・俺は人を喰う化け物になっちまう・・・だからそうなる前に・・・殺して欲しいんだ。」
「馬鹿言うな!!そんな訳ねぇだろ・・・そんな・・・」
「頼む・・・最期のお願いだ・・・このままじゃ鬼神を・・・殺す事にもなるんだぞ・・・頼む・・・俺を救ってくれ・・・」
勇は究極の選択を迫られた。
殺さなければ松坂はオニとなり勇を喰い殺す。
逆に殺せば自分は助かるが松坂は死ぬ。
「早くしてくれ・・・モウスグ俺ハ!!」
松坂はとうとう顔まで変色の範囲が広がっていた。更に悪い事に手から黒く巨大な爪が生え初めている。
「サァ!!早クシロ!!モウ俺ハ…」
最早松坂は化け物と化していた。辛うじて人間としての理性だけは保っているがもう限界だった。
勇は決心した。
「わかった。」
そう言うと勇はポケットからバタフライナイフを取り出して松坂の首に突き付けた。
「いくぞ。」
「アア…アリガトウ…」・
・
・
・
・
・
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松坂は息絶えた。
勇は銃を構える暇もなかった。
バン!バン!バン!バン!バン!バン!
銃声が鳴り響いた。
オニが苦しみのたうち回っている。
松坂の放った銃弾は頭には当たらなかったものの胸に命中し肺に穴を空けたらしい。さすがのオニでもただでは済まない。
「撃てぇ!!!」
松坂が叫んだ。
もちろん勇もこのチャンスを逃す訳がなかった。
バァン!!
勇の放った銃弾はオニの眉間に命中しオニは動きが止まり息絶えた。
「松坂!!」
勇は松坂の元へ駆け寄った。
「おい!!大丈夫か!?」
「やばい・・・」
勇はその光景に目を疑った。
傷が治りかけている。しかも肌の色傷口からがどんどん灰色に変色し始めている。
「間違い無い・・・オニになっちまうんだ・・・」
「嘘だろ・・・オイ・・・」
最早傷は完全に治り肌はますます灰色が濃くなってゆく。
「殺してくれ・・・頼む・・・」
「え!?」
「このままじゃ確実にオニになって・・・俺は人を喰う化け物になっちまう・・・だからそうなる前に・・・殺して欲しいんだ。」
「馬鹿言うな!!そんな訳ねぇだろ・・・そんな・・・」
「頼む・・・最期のお願いだ・・・このままじゃ鬼神を・・・殺す事にもなるんだぞ・・・頼む・・・俺を救ってくれ・・・」
勇は究極の選択を迫られた。
殺さなければ松坂はオニとなり勇を喰い殺す。
逆に殺せば自分は助かるが松坂は死ぬ。
「早くしてくれ・・・モウスグ俺ハ!!」
松坂はとうとう顔まで変色の範囲が広がっていた。更に悪い事に手から黒く巨大な爪が生え初めている。
「サァ!!早クシロ!!モウ俺ハ…」
最早松坂は化け物と化していた。辛うじて人間としての理性だけは保っているがもう限界だった。
勇は決心した。
「わかった。」
そう言うと勇はポケットからバタフライナイフを取り出して松坂の首に突き付けた。
「いくぞ。」
「アア…アリガトウ…」・
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松坂は息絶えた。
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