バンドブーム〜2〜
「・・・それにしても最近の曲、よくね〜よな」
暖かさの中に寒さが混じる風が吹いた。
「あ?急にどした?」
大桑は下唇を尖らしている。
「だって今昼の放送でながれてる曲って今一番人気の曲だろ?」
「そーじゃない?確か2週連続一位の曲だよ。」
納得のいかない顔をする大桑。
「なぁ杉原。お前はこの曲いいとおもうの?」
「まぁ、今流行りだし、いいんじゃねーの?」
ため息が風に流された。
ガチャン。
屋上の扉が開いた。
「おう。おせーぞ海山!ちゃんと亮也のチョコチップメロンパン買い直してきたか?」
「ごめん。売り切れてた・・・」
(海山はこの曲好きなのか?いや、てかコイツ音楽聞くのか?)
「おい、どーするよ?チョコチップメロンパンなかったんだってよ。」
2週連続一位の歌が終わり、男性アイドルグループの曲に変わった。
「亮也?」
「ん?あぁ・・・じゃあ代わりに焼きそばパン買ってきてくれ。」
「はい。」
ミヤマは駆け足で扉へ向かう。
風が吹いた。
「・・・海山!・・・ お前さっき流れてた放送の曲好きか?」
大桑の突然の質問に二人は固まった。
「んだよ亮也。そんなにさっきの曲嫌いかよ。まぁ別にいいけど・・・」
「てかお前音楽聞くのか?」
杉原のツッコミを流す。
「うん。聞くけど、どうしたの?急に・・・」
「・・・いや、なんでもない。ほら、さっさと唐揚げパン買ってこい。」
「ご・・・ごめん。」
ミヤマは再び駆け出した。
そして扉の前で振り返った。
「最近の音楽業界は腐ってると思うよ。
それと唐揚げパンじゃなくて焼きそばパンだよね?」
暖かさの中に寒さが混じる風が吹いた。
「あ?急にどした?」
大桑は下唇を尖らしている。
「だって今昼の放送でながれてる曲って今一番人気の曲だろ?」
「そーじゃない?確か2週連続一位の曲だよ。」
納得のいかない顔をする大桑。
「なぁ杉原。お前はこの曲いいとおもうの?」
「まぁ、今流行りだし、いいんじゃねーの?」
ため息が風に流された。
ガチャン。
屋上の扉が開いた。
「おう。おせーぞ海山!ちゃんと亮也のチョコチップメロンパン買い直してきたか?」
「ごめん。売り切れてた・・・」
(海山はこの曲好きなのか?いや、てかコイツ音楽聞くのか?)
「おい、どーするよ?チョコチップメロンパンなかったんだってよ。」
2週連続一位の歌が終わり、男性アイドルグループの曲に変わった。
「亮也?」
「ん?あぁ・・・じゃあ代わりに焼きそばパン買ってきてくれ。」
「はい。」
ミヤマは駆け足で扉へ向かう。
風が吹いた。
「・・・海山!・・・ お前さっき流れてた放送の曲好きか?」
大桑の突然の質問に二人は固まった。
「んだよ亮也。そんなにさっきの曲嫌いかよ。まぁ別にいいけど・・・」
「てかお前音楽聞くのか?」
杉原のツッコミを流す。
「うん。聞くけど、どうしたの?急に・・・」
「・・・いや、なんでもない。ほら、さっさと唐揚げパン買ってこい。」
「ご・・・ごめん。」
ミヤマは再び駆け出した。
そして扉の前で振り返った。
「最近の音楽業界は腐ってると思うよ。
それと唐揚げパンじゃなくて焼きそばパンだよね?」
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