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逢いたくて

[202]  昇姫  2007-03-10投稿
1:地上から貴方へ


私は今日も貴方に逢いたくてただこの場所に座っています。
あなたが好きだった、お気に入りだった、木の椅子。ところどころ傷があるけど、それがまたイイ風合いを出していて、座っていると貴方の温もりが伝わって来るようです。何故、貴方は逝ってしまったんでしょう。私より10歳も若いのに。順番では私が先ですよ。まだ話したい事も一緒にしたかった事も行きたかった場所もたくさん、たくさん、あったのに。
貴方は北海道で流氷をみてみたいといつも言っていたね。その度に私は、あと、5?痩せたら連れて行くよと。じゃあ、頑張るから。と可愛い笑顔を見せる貴方が可愛くてつい意地悪を言ってしまいました。ごめんね。
今更ながらに後悔です。あの時貴方がいなくなるって分かっていたら。すぐにでも連れて行けばよかったね。
遅くなったけど、これから一緒に行こう。流氷は見れないかもしれないけど、北海道はいつ行っても綺麗だし見るところはたくさんあるそうだよ。
小さな箱に納まってしまったけど貴方がどんな姿になっても、貴方を愛し大切に思う気持ちは変わらないよ。
君は僕の隣にいつも存在して、これから先も続く僕の人生を共に歩いて行くんだよ。
先に天(そら)へ逝ってしまった君へ…僕は貴方に逢いたいです。


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