ナイト・オン・ドラグーン【82】話『乱舞』
『フフ…油断しましたよ。杖とは魔道の力のみ宿る武器だと思ってましたが…貴女と戦うのは実に面白い!』
ガイアが両腕を広げた。
すると、足元から次々と光の球が浮かび上がった。
無数の光がリリーナへと飛んでいき襲い掛かる。
『ただの魔法ではありません…その球は触れた瞬間に爆発する!』
『ちっ…』
後ろへ跳び、こちらへ飛んでくる一つ目の光をリリーナは杖で叩く。
するとどうだろう、ガイアの言う通りにその球は小規模な爆発を引き起こした。
爆風が体を押してくる。
小規模といっても人一人粉砕する威力なのは間違いなかった。
『くそっ俺も援護する!』
辺りは爆発によって煙が舞い上がっている。
アインが駆け出そうとした時だった。
『来るな!こいつは僕に任せろ!』
粉塵の向こうからリリーナの製する言葉が響く。
『まだまだ行きますよ〜』
ガイアの楽しげな声も聞こえる。
今度は光を次々と放つ。
『極意はまだ一つ目だ!』
『さようなら、麗しき敵よ』
そう言ってガイアは鼻で笑う。
リリーナのいた場所が爆音と熱風で満たされ、炸裂した。
連続する爆音だけがアインとゴンザレスの耳をつんざく。
『なかなかのやり手でしたが…所詮は女。いつの世も女性とは芸術の糧に過ぎませ…ん…!?』
ガイアが言葉を切った。
リリーナの回りで起きてる爆発が突然止み、粉塵が全て晴れている。
『二つ、”無限”!!』
杖を高速回転させながらリリーナは無傷でその場に立っていた。
『馬鹿なっ…あの数の球を全てたたき落としたというのか!?』
『三つ、”闇討ち”!』
驚愕に目を見開いていたガイアの顔が苦痛に歪む。
リリーナを見ていたはずなのだが、突然視界から消え、自分の背後に回り込まれている。
なす術なく、杖がガイアの背を貫く。
『…女だからと言って馬鹿にするな!』
『ごふぅ…』
ガイアが鮮血を床に滴らせる。
ガイアが両腕を広げた。
すると、足元から次々と光の球が浮かび上がった。
無数の光がリリーナへと飛んでいき襲い掛かる。
『ただの魔法ではありません…その球は触れた瞬間に爆発する!』
『ちっ…』
後ろへ跳び、こちらへ飛んでくる一つ目の光をリリーナは杖で叩く。
するとどうだろう、ガイアの言う通りにその球は小規模な爆発を引き起こした。
爆風が体を押してくる。
小規模といっても人一人粉砕する威力なのは間違いなかった。
『くそっ俺も援護する!』
辺りは爆発によって煙が舞い上がっている。
アインが駆け出そうとした時だった。
『来るな!こいつは僕に任せろ!』
粉塵の向こうからリリーナの製する言葉が響く。
『まだまだ行きますよ〜』
ガイアの楽しげな声も聞こえる。
今度は光を次々と放つ。
『極意はまだ一つ目だ!』
『さようなら、麗しき敵よ』
そう言ってガイアは鼻で笑う。
リリーナのいた場所が爆音と熱風で満たされ、炸裂した。
連続する爆音だけがアインとゴンザレスの耳をつんざく。
『なかなかのやり手でしたが…所詮は女。いつの世も女性とは芸術の糧に過ぎませ…ん…!?』
ガイアが言葉を切った。
リリーナの回りで起きてる爆発が突然止み、粉塵が全て晴れている。
『二つ、”無限”!!』
杖を高速回転させながらリリーナは無傷でその場に立っていた。
『馬鹿なっ…あの数の球を全てたたき落としたというのか!?』
『三つ、”闇討ち”!』
驚愕に目を見開いていたガイアの顔が苦痛に歪む。
リリーナを見ていたはずなのだが、突然視界から消え、自分の背後に回り込まれている。
なす術なく、杖がガイアの背を貫く。
『…女だからと言って馬鹿にするな!』
『ごふぅ…』
ガイアが鮮血を床に滴らせる。
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