ナイト・オン・ドラグーン【83】話『鎮魂歌−レクイエム−』
杖がゆっくりとガイアの背中から引き抜かれる。
『降伏しろ、お前の負けだ大地の守護者』
『ふっ…たいした女性だ優雅で華麗なメロディーが感じとれますよ』
縺れながらも立ち上がり、ガイアは荒い呼吸をしている。
『ほざけ!』
更にリリーナは追い討ちを掛ける。
杖を縦に横に降り回す。
『ぐぁ…』
すべての攻撃が命中し、ガイアは吹き飛び、壁にたたき付けられた。
しかし再び立ち上がり、ガイアはふらつきながら構える。
『クククッ…私としたことが…』
そう言ってガイアは床にひざまづき、手の平を当てた。
『認めましょう、これ以上戦っても私に勝ち目はない…ならば、今ここであなたがたを私とともに道連れにします!』
『くっ…させるか!』
アインは阻止せんと駆け出す。
大地の守護者が今しようとしていることは大体の予想がつく。
この建物ごと爆破する気なのだ。
『極意、四つ!”逆刃の風”!!』
疾走と翔けるアインの横を俊足でリリーナが走る。
『大地の守護者、お前が炎なら私は閃光…』
リリーナがガイアの横を擦り抜ける。
『私はここですが?外しましたか?』
しかしそのガイアの顔色もさっと引く。
『まさか…!?おやめなさい!!!』
ガイアがリリーナの後を追い掛けるように手を延ばした。
『炎を打ち消す一筋の閃光だ!!』
痛恨の突きを杖で繰り出した。
リリーナが捉えた物、それは大地の鍵。
球の形をしている大地の鍵に杖の尖端が突き刺さっていた。
そして音もなく砕け散る。
『迂闊でした…鍵を狙うとは…』
そこには力なくガイアが平伏していた。
『俺達の勝ちだな…』
アインがリリーナに肩を貸す。
『あぁ…命と繋がっている”鍵”を砕いたんだ、もう動けまい。封印も解放される。』
『死ぬ前にあなたがたと一戦交えれてよかったです。』
虚ろな目を天井に向けたままガイアが呟く。
『さようなら、貴女のような美女に殺られる最期も…悪くな…い…』
ガイアの体が光に包まれ、消え去った。
三つ目の鍵が解放された。
残りはあと二つ。
『降伏しろ、お前の負けだ大地の守護者』
『ふっ…たいした女性だ優雅で華麗なメロディーが感じとれますよ』
縺れながらも立ち上がり、ガイアは荒い呼吸をしている。
『ほざけ!』
更にリリーナは追い討ちを掛ける。
杖を縦に横に降り回す。
『ぐぁ…』
すべての攻撃が命中し、ガイアは吹き飛び、壁にたたき付けられた。
しかし再び立ち上がり、ガイアはふらつきながら構える。
『クククッ…私としたことが…』
そう言ってガイアは床にひざまづき、手の平を当てた。
『認めましょう、これ以上戦っても私に勝ち目はない…ならば、今ここであなたがたを私とともに道連れにします!』
『くっ…させるか!』
アインは阻止せんと駆け出す。
大地の守護者が今しようとしていることは大体の予想がつく。
この建物ごと爆破する気なのだ。
『極意、四つ!”逆刃の風”!!』
疾走と翔けるアインの横を俊足でリリーナが走る。
『大地の守護者、お前が炎なら私は閃光…』
リリーナがガイアの横を擦り抜ける。
『私はここですが?外しましたか?』
しかしそのガイアの顔色もさっと引く。
『まさか…!?おやめなさい!!!』
ガイアがリリーナの後を追い掛けるように手を延ばした。
『炎を打ち消す一筋の閃光だ!!』
痛恨の突きを杖で繰り出した。
リリーナが捉えた物、それは大地の鍵。
球の形をしている大地の鍵に杖の尖端が突き刺さっていた。
そして音もなく砕け散る。
『迂闊でした…鍵を狙うとは…』
そこには力なくガイアが平伏していた。
『俺達の勝ちだな…』
アインがリリーナに肩を貸す。
『あぁ…命と繋がっている”鍵”を砕いたんだ、もう動けまい。封印も解放される。』
『死ぬ前にあなたがたと一戦交えれてよかったです。』
虚ろな目を天井に向けたままガイアが呟く。
『さようなら、貴女のような美女に殺られる最期も…悪くな…い…』
ガイアの体が光に包まれ、消え去った。
三つ目の鍵が解放された。
残りはあと二つ。
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