もとかれ (2)
そして私は、雅人の家を飛び出した。たくさんの荷物も置きっぱなし…
「後から取りにくればいいよね…」
外は、雪で真っ白で白い息が出る…行く所はないけど、とりあえず真冬の街中を歩いた。
「寒ッ!!」
私は寒さしのぎにバスターミナルへ入った。
これからどうしよう…
窓の外を見ると学生達やカップルが仲良く楽しそうに歩いている。
私は冷え切った体を丸めていた…
「ボン!!」
「??」
外から窓に、誰かが雪玉を投げた跡がある。
「何?嫌がらせ!?」
少しイライラしながら私は体を丸めて目を閉じた。
「ボン!」
「また?!?!」
窓を見ると、それは中学、高校が一緒だった後輩だった。
名前は「康(こう)」
私の一つ下の後輩で、私の同級生の弟で、何回か話をしたことがある。
康は、入口から私に向かって歩いてきた。
「こんな所で何してるの?」
康とは高校を中退する前に会ったっきりで、今の私の姿を見て少し驚いていた。
「……康こそ何してるの?」
「奈美さん、学校辞めたんでしょ? …実は俺も辞めたんだ。」
少しためらって私に話した。
「そうなんだ。アンタはいつか辞めると思ってた。。」
私は笑って康に言った。
「ねぇ、奈美さん、今日暇だったら家に遊びにおいでよ。」
私は、康に対して何も興味はないけど行く所がない。少しは暇潰しになるかな…
「うん、いいよ。」
私は笑顔で返事をした。
それから寒い外を二人で歩いた。今までの事や家出の事を康に話しながら。。。康は、黙って話を聞いてくれていた。
そうしてるうちに、康の家に着いた。
「親いるけど気にしないで?」
「え?!……うん」
とりあえず、親には挨拶しておこう…
「お邪魔します…」
「………はい」
見た目とても恐そうなお母さんだった。
康の部屋に入って、温かい物を飲みながら色々な話しをした。
私は何故か、康に心を許して、孤独な事や今までの事を泣きながら話していた……。
自分でもわからない。でも私は確かに寂しくて、孤独で康に助けを求めていたのかもしれない。
「後から取りにくればいいよね…」
外は、雪で真っ白で白い息が出る…行く所はないけど、とりあえず真冬の街中を歩いた。
「寒ッ!!」
私は寒さしのぎにバスターミナルへ入った。
これからどうしよう…
窓の外を見ると学生達やカップルが仲良く楽しそうに歩いている。
私は冷え切った体を丸めていた…
「ボン!!」
「??」
外から窓に、誰かが雪玉を投げた跡がある。
「何?嫌がらせ!?」
少しイライラしながら私は体を丸めて目を閉じた。
「ボン!」
「また?!?!」
窓を見ると、それは中学、高校が一緒だった後輩だった。
名前は「康(こう)」
私の一つ下の後輩で、私の同級生の弟で、何回か話をしたことがある。
康は、入口から私に向かって歩いてきた。
「こんな所で何してるの?」
康とは高校を中退する前に会ったっきりで、今の私の姿を見て少し驚いていた。
「……康こそ何してるの?」
「奈美さん、学校辞めたんでしょ? …実は俺も辞めたんだ。」
少しためらって私に話した。
「そうなんだ。アンタはいつか辞めると思ってた。。」
私は笑って康に言った。
「ねぇ、奈美さん、今日暇だったら家に遊びにおいでよ。」
私は、康に対して何も興味はないけど行く所がない。少しは暇潰しになるかな…
「うん、いいよ。」
私は笑顔で返事をした。
それから寒い外を二人で歩いた。今までの事や家出の事を康に話しながら。。。康は、黙って話を聞いてくれていた。
そうしてるうちに、康の家に着いた。
「親いるけど気にしないで?」
「え?!……うん」
とりあえず、親には挨拶しておこう…
「お邪魔します…」
「………はい」
見た目とても恐そうなお母さんだった。
康の部屋に入って、温かい物を飲みながら色々な話しをした。
私は何故か、康に心を許して、孤独な事や今までの事を泣きながら話していた……。
自分でもわからない。でも私は確かに寂しくて、孤独で康に助けを求めていたのかもしれない。
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