もとかれ (3)
今まで私は、友達とも上手に付き合えなくて、彼氏が出来ても裏切られてばかりだった。
私はただ、幸せになりたくて本気で恋愛をしていたんだ。
心の中はいつも一人で寂しかった。康みたく、私の話を真剣に黙って聞いてくれる人はいなくて、凄く嬉しかった。
「ありがとう、康…。こんな話、聞いてくれて」
康は真剣な目で私を見つめて、突然私を抱きしめた。
「……」
康は何も言わないで、しばらく私を抱きしめていた。
「…家は泊めてあげられないから、俺の友達家に一緒に行こうか?」
「ん…そうしてくれたら助かる」
私は涙を流しながら答えた。
「わかった、でも一緒に住んでる人に連絡しなくていいの?」
あっ、そうだった。私、何も言わず出てきたんだ。雅人に連絡だけはしないと…
私は、電話を手に取って雅人へ電話をかけた。
プルルルル……
「ハイ」
雅人の声は低くて不機嫌そうだった。
「今日、友達の所に泊まるから…」
「わかった。」
ただそれだけで電話は切られた。
「じゃあ、いこうか。」
康が私を励ます声で言った。私はうなずいて、康の家を後にした。
途中、コンビニに寄ってお酒やお菓子を買い、冬の夜の道を少し離れて歩いていた。
「あっ!!!」
私は雪道を滑って転びそうになった。
「危なかった〜…転ぶとこだったよ〜」
私が笑顔でそう言うと、
「ホラっ!」
康が手を差し延べた。
康の手は暖かくて、しっかりした大きい手だった。
その時、初めて私は康を意識した。
でも私は、本気で恋愛するのが怖くて臆病になっていたんだ。
でも、康の事が私は…好き…。
不安と好きな気持ちが心にあって、どうしていいかわからなかった。
私はただ、幸せになりたくて本気で恋愛をしていたんだ。
心の中はいつも一人で寂しかった。康みたく、私の話を真剣に黙って聞いてくれる人はいなくて、凄く嬉しかった。
「ありがとう、康…。こんな話、聞いてくれて」
康は真剣な目で私を見つめて、突然私を抱きしめた。
「……」
康は何も言わないで、しばらく私を抱きしめていた。
「…家は泊めてあげられないから、俺の友達家に一緒に行こうか?」
「ん…そうしてくれたら助かる」
私は涙を流しながら答えた。
「わかった、でも一緒に住んでる人に連絡しなくていいの?」
あっ、そうだった。私、何も言わず出てきたんだ。雅人に連絡だけはしないと…
私は、電話を手に取って雅人へ電話をかけた。
プルルルル……
「ハイ」
雅人の声は低くて不機嫌そうだった。
「今日、友達の所に泊まるから…」
「わかった。」
ただそれだけで電話は切られた。
「じゃあ、いこうか。」
康が私を励ます声で言った。私はうなずいて、康の家を後にした。
途中、コンビニに寄ってお酒やお菓子を買い、冬の夜の道を少し離れて歩いていた。
「あっ!!!」
私は雪道を滑って転びそうになった。
「危なかった〜…転ぶとこだったよ〜」
私が笑顔でそう言うと、
「ホラっ!」
康が手を差し延べた。
康の手は暖かくて、しっかりした大きい手だった。
その時、初めて私は康を意識した。
でも私は、本気で恋愛するのが怖くて臆病になっていたんだ。
でも、康の事が私は…好き…。
不安と好きな気持ちが心にあって、どうしていいかわからなかった。
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