殺し合いごっこ? 第24話
2日目10:20
殺した鬼の数:2
勇は目を覚ました。そしていつの間にか周りの景色がオニと闘った部屋に戻っている。ただ松坂とオニの亡骸が無くなっていてそこには血の跡だけが生々しく残っている。そしてオニ化した左腕を見てオニとの契約が夢ではなかった事を改めて確信した。
『松坂・・・』
勇の心の中には自分だけが生き残ってしまったという罪悪感と助ける事が出来なかった後悔、そしてオニへの復讐心が木霊していた。そして松坂の死は勇にオニに立ち向かう勇気を与えた。
プルル・・・・
その時、勇の携帯が鳴った。勇はこの時初めてこの携帯に通話機能があると知った。番号は244と表示されてある。
「もしもし・・・」
「松坂!?そっちは大丈夫?」
声の主は秋山だった。
「なんとか大丈夫です・・・てかこの携帯、電話出来たんですか?」
「そりゃ出来るわよ。あと番号は部屋の番号だから。そんな事よりやばいのよこれから!!」
「どうしたんですか?そんなにあわてて?」
「これから鬼人が人間を狩りに来るらしいの。だからあんた一刻も早く3階に避難しなさい。」
鬼人、人間狩り。勇は意味が判らなかった。
「何すかそれ!?意味が判らないすよ。それに3階って一体?」
「判らなくて結構!!とにかく早く避難しなさい。地図は携帯の1と3と0を同時に押せば出てくるから。とにかく早く逃げて!!そうしな・・・」
話ている途中で電話が切れた。
『何かあったのか?それに鬼人とか人間狩りって一体なんだ?』
その黒スーツを着た男はその刀の様に変形した腕でオニの首を切り裂いた。
「蓮さん。こいつで何匹目でしたっけ。」
「確か76匹目だ。まだ一時間だがいいペースだぞ。」
蓮と呼ばれた男はオニの死体を気にもせずに言った。
「でもオニと人間含めて120匹なんですよね。2日どころかこれじゃあ半日かかりませんよ。」
「油断するな!!これから自衛隊と旧陸軍の縄張りに入る。気を引き締めて行けよ。」
「は〜い。」
気の抜けた返事を返したその時、突如天井に空いた穴から発煙弾が放たれた。
「煙幕!?」
「来やがったか。言っておくが俺は何もせんぞ。敬、お前の試験なんだからな。」
殺した鬼の数:2
勇は目を覚ました。そしていつの間にか周りの景色がオニと闘った部屋に戻っている。ただ松坂とオニの亡骸が無くなっていてそこには血の跡だけが生々しく残っている。そしてオニ化した左腕を見てオニとの契約が夢ではなかった事を改めて確信した。
『松坂・・・』
勇の心の中には自分だけが生き残ってしまったという罪悪感と助ける事が出来なかった後悔、そしてオニへの復讐心が木霊していた。そして松坂の死は勇にオニに立ち向かう勇気を与えた。
プルル・・・・
その時、勇の携帯が鳴った。勇はこの時初めてこの携帯に通話機能があると知った。番号は244と表示されてある。
「もしもし・・・」
「松坂!?そっちは大丈夫?」
声の主は秋山だった。
「なんとか大丈夫です・・・てかこの携帯、電話出来たんですか?」
「そりゃ出来るわよ。あと番号は部屋の番号だから。そんな事よりやばいのよこれから!!」
「どうしたんですか?そんなにあわてて?」
「これから鬼人が人間を狩りに来るらしいの。だからあんた一刻も早く3階に避難しなさい。」
鬼人、人間狩り。勇は意味が判らなかった。
「何すかそれ!?意味が判らないすよ。それに3階って一体?」
「判らなくて結構!!とにかく早く避難しなさい。地図は携帯の1と3と0を同時に押せば出てくるから。とにかく早く逃げて!!そうしな・・・」
話ている途中で電話が切れた。
『何かあったのか?それに鬼人とか人間狩りって一体なんだ?』
その黒スーツを着た男はその刀の様に変形した腕でオニの首を切り裂いた。
「蓮さん。こいつで何匹目でしたっけ。」
「確か76匹目だ。まだ一時間だがいいペースだぞ。」
蓮と呼ばれた男はオニの死体を気にもせずに言った。
「でもオニと人間含めて120匹なんですよね。2日どころかこれじゃあ半日かかりませんよ。」
「油断するな!!これから自衛隊と旧陸軍の縄張りに入る。気を引き締めて行けよ。」
「は〜い。」
気の抜けた返事を返したその時、突如天井に空いた穴から発煙弾が放たれた。
「煙幕!?」
「来やがったか。言っておくが俺は何もせんぞ。敬、お前の試験なんだからな。」
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