もとかれ (5)
康が小さな声で言った。
「康?! …大丈夫?!」
涙目の私を、康は笑顔で抱きしめてくれた。
「飲み過ぎたみたい。意識が飛んだよ。死ぬんじゃないかと思った…」
「バカ!!飲み方ってあるんだよ!……もぉ、心配したじゃん…」
笑える話かもしれないけど、この時の私はまだ幼くて、泣く事しか出来なかった。
「奈美? 俺さ、奈美が好きなんだ……守ってあげたい。」
まだ少し意識がモウロウとしている康だけど、私をしっかりと見つめていた。
私も康が好き………。
‘シアワセニナリタイ’
私は笑顔で言った。
「私も康が好きだよ…」
お互い、体を寄せ合って唇を近づけた。
どうしてこんなに温かいんだろう…
徹也がいる事を忘れて、私達は何度もキスをした。
「俺居るの、忘れてナイ!?」
徹也が私達に向かって言っていた。
「ごめん、徹也(笑)」
こうして、この夜は更けていって、私と康は同じ布団で寝ていた。
手を繋いで………
そして朝。暖かい日差しが窓から入って私達の顔を照らしている。朝方、康に何度も布団を取られて、私は少し風邪気味だった。
「おはよう、康」
眠たそうに康が起きた。
今日は朝早く、徹也の家族が帰ってくる予定で、私達は徹也の家から帰らなくてはならない。
私も康も、準備をして徹也うちを後にした。
また二人で雪道を手を繋いで歩いていた。
「くしゅんッ!!」
「どうしたの?風邪ひいたか?」
康が布団を取っていた…
なんて言えなかった。(笑)
「寒い………」
康が私のおでこに手をあてた。
「!! 熱あるじゃん!」
「え?」
確かに寒いし、頭は痛いし……
でも、そう言われてみればクラクラするな…。
「俺うち帰るぞ!」
康は私の手をひいて速足で向かった。
康うちに着いて、康が布団をひいてくれた。熱を計ると38.5…
マジ…?本当に風邪ひいた。
私は最高に頭が痛くて、寒かった。
康は一生懸命に私の看病をしてくれていた。 私は深い眠りについた。
「ん…?」
目を開けると康の姿はなかった。でも、隣の茶の間から話し声が聞こえた。
「康?! …大丈夫?!」
涙目の私を、康は笑顔で抱きしめてくれた。
「飲み過ぎたみたい。意識が飛んだよ。死ぬんじゃないかと思った…」
「バカ!!飲み方ってあるんだよ!……もぉ、心配したじゃん…」
笑える話かもしれないけど、この時の私はまだ幼くて、泣く事しか出来なかった。
「奈美? 俺さ、奈美が好きなんだ……守ってあげたい。」
まだ少し意識がモウロウとしている康だけど、私をしっかりと見つめていた。
私も康が好き………。
‘シアワセニナリタイ’
私は笑顔で言った。
「私も康が好きだよ…」
お互い、体を寄せ合って唇を近づけた。
どうしてこんなに温かいんだろう…
徹也がいる事を忘れて、私達は何度もキスをした。
「俺居るの、忘れてナイ!?」
徹也が私達に向かって言っていた。
「ごめん、徹也(笑)」
こうして、この夜は更けていって、私と康は同じ布団で寝ていた。
手を繋いで………
そして朝。暖かい日差しが窓から入って私達の顔を照らしている。朝方、康に何度も布団を取られて、私は少し風邪気味だった。
「おはよう、康」
眠たそうに康が起きた。
今日は朝早く、徹也の家族が帰ってくる予定で、私達は徹也の家から帰らなくてはならない。
私も康も、準備をして徹也うちを後にした。
また二人で雪道を手を繋いで歩いていた。
「くしゅんッ!!」
「どうしたの?風邪ひいたか?」
康が布団を取っていた…
なんて言えなかった。(笑)
「寒い………」
康が私のおでこに手をあてた。
「!! 熱あるじゃん!」
「え?」
確かに寒いし、頭は痛いし……
でも、そう言われてみればクラクラするな…。
「俺うち帰るぞ!」
康は私の手をひいて速足で向かった。
康うちに着いて、康が布団をひいてくれた。熱を計ると38.5…
マジ…?本当に風邪ひいた。
私は最高に頭が痛くて、寒かった。
康は一生懸命に私の看病をしてくれていた。 私は深い眠りについた。
「ん…?」
目を開けると康の姿はなかった。でも、隣の茶の間から話し声が聞こえた。
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