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たしかなこと。14

[146]  美咲  2007-03-13投稿
あたしは今にも破裂しそうな心臓音のせいで、予行練習の意味もなく、相槌打ったりするだけで、ほとんど会話にならんかった。

でも最後の方タクは深刻に「泣かんと聞いてな?」

「うん。」

「あんな、俺向こうからも相談受けてん、向こうにはお前に言うなって言われとるけど、言うな?」

「うん。」

「あいつな、冗談きかんやつ嫌いやねんって言いよった。俺はお前らが喧嘩したときを見てへんからよ〜分からんへんけど、そうあいつ言いよって。…泣くなよ!?」

「大丈夫。」

そう言うのがその時のあたしには精一杯やった。

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