背中(1)
2階の東から2番目の教室。
中学最後の年のクラスだ。
その教室の窓際の列の前から2番目の席にあいつがいる。
ずっと好きな、あいつ。
あたしはちょうど真反対の席。あいつに気付かれることなくあいつの背中を見られる絶好の場所。
欲いえば隣になりたかったけど卒業間近のついこのあいだにあった、最後の席替えで「隣になる」って夢は呆気なく終わった。
まあ毎日背中見られるからいいんだけど、、、
あいつはいつも優しい。
あたしにも、
他の人にも。
ただ優しいのは皆にだから、あいつにとってあたしは100歩譲っても特別とは言えない存在。
最初は大嫌いだった。
皆に満遍なく優しくて真面目で頭よくて人気者、プライド高そうなとこが嫌だった。
なのに
それなのに
あいつの少しくせのある声はすぐに耳に入るし、
あいつの笑顔はすぐに視界に入るし、
いつのまにか好きになってた。
それからは毎日あいつの背中ばかり見つめてきた。
片思い、
前髪さわるくせとかひとつひとつにきゅんてした。
でもあと3日で卒業。
高校違うからもう大好きな背中見ることもなくなる。
1日
1日が早くて気がつけば卒業式の朝だった。
その日あたしはいつもどうりに家を出たんだ。
中学最後の年のクラスだ。
その教室の窓際の列の前から2番目の席にあいつがいる。
ずっと好きな、あいつ。
あたしはちょうど真反対の席。あいつに気付かれることなくあいつの背中を見られる絶好の場所。
欲いえば隣になりたかったけど卒業間近のついこのあいだにあった、最後の席替えで「隣になる」って夢は呆気なく終わった。
まあ毎日背中見られるからいいんだけど、、、
あいつはいつも優しい。
あたしにも、
他の人にも。
ただ優しいのは皆にだから、あいつにとってあたしは100歩譲っても特別とは言えない存在。
最初は大嫌いだった。
皆に満遍なく優しくて真面目で頭よくて人気者、プライド高そうなとこが嫌だった。
なのに
それなのに
あいつの少しくせのある声はすぐに耳に入るし、
あいつの笑顔はすぐに視界に入るし、
いつのまにか好きになってた。
それからは毎日あいつの背中ばかり見つめてきた。
片思い、
前髪さわるくせとかひとつひとつにきゅんてした。
でもあと3日で卒業。
高校違うからもう大好きな背中見ることもなくなる。
1日
1日が早くて気がつけば卒業式の朝だった。
その日あたしはいつもどうりに家を出たんだ。
感想
- 6494: はやく次おねがい! [2011-01-16]