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嗚呼!大学生!?

[142]  しげきち  2007-03-14投稿
泉しげるの朝は、パチンコ屋に並ぶ事から始まる。

並んでいると、彼の友人達が『学校来るの?』と声をかける朝の風景。

彼は『出たら行かない・・・』いつもと同じ返答。

勝率は半々。

実家からの仕送は十万円。
一年生でバイトは、まだしていない。

というよりも、する気がない。

パチンコを覚えたのは、高校一年の時。

悪友に誘われ、おっかなビックリ入ってから。

生活は親に支えられていたから、負けても何とかなる。
しかし、大学生で一人暮らしの今、彼は負ける訳にはいかない。

だから彼は、出るまでパチンコ屋に居る日が続いた。
当然、友達と呼べる仲間も少い。

そんなある日。
パチンコ屋でいつものようにパチンコを打っていると、賑やかな集団がいる。

『うっせえな・・・』
負ける訳にはいかない彼には、自分の仕事の邪魔者が現れたと感じた。

しかしよく見ると、入学式に同じ教室にいたクラスメート。

騒いでいた彼等も、しげるに気付き、声をかけてきた。
彼等は二浪で、しげるは現役。一応気を使いながら、しげるは話しかける。

『パチンコは・・・やるの・・・?』
集団の一人がぶっきらぼうに『いや、初めてなんだよね。泉君は並んでいるよね。毎朝。』
『うん。生活がかかってるから』
すると集団にいた、眼鏡をかけた小太りの男が『すげぇなぁ!』と驚きの声をあげた。
しげるは、少しハニカミながら『僕が教えようか?』
賑やかな集団は、一層騒がしく手を叩いて彼を歓迎した。

その夜、彼等と酒を酌み交す事に。

彼等は四人組で、二浪という事で気が合ったらしい。小太りの男は『渡辺広』。のっぽは『赤木大助』
背の低いのは『市山功』
天パは『佐々木雄一』。

まさか彼等が、しげるの学生生活を大きく変えようとは、しげるもまだ感じていない。

翌日から、しげるの生活は彼等と共にする。

パチンコ屋に並び、朝から晩までパチンコ。

バイト・恋愛は二の次で、毎日パチンコ。

土日は競馬場。

そんな生活が半年続いた。

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