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それでも恋して

[224]  安彩 玖実  2007-03-14投稿
苦しい恋はもう…イヤよ

涙なんか流したくない

帰らぬ貴方を待ちわびて

切なくなんて…なりたくない

それでも恋ははじまって…
やっぱり切なさ繰り返す

貴方のすべてが欲しいと思う

おろかな女はどこか可愛い…

泣きたい夜には…思いっきり…

貴方の胸で泣かせてね
貴方の匂いが身体に沁みて…

優しい夢へと誘うから

私の中の貴方の記憶…
…それは…

時々私を少女に帰してくれる

幸せな刹那はいつも同じ
シティーホテルで…
シャワーを浴びながら軽いくちづけが常だった

「60歳を過ぎても俺は元気だ!」

が口癖の彼の身体は
常に病に蝕まれていた

作詞家…それは我が身や生活を切り売りする職業なのかな…

私は恋愛ごっこのオモチャ〜

彼の為にどれだけ泣いたか分からない

貴方のすべてが欲しいのに

貴方には帰る家も待っている人達もいる

私はもう傷つきたくないのに…

「幸せにしてあげる」

の言葉に弱い

私が欲しいのは
刹那の愛じゃないの
貴方なんか好きにならなければ…

なんであの時私を選んだの?

綺麗な女なら山ほどいたのに…

私みたいな売れない歌手…

臆病で…泣かせる歌も歌えない…

売れない歌手のこの私に…

心に火をつけて…泣いたら知らん顔
おりこうなペットじゃないのよ

言葉じゃなくて心が欲しいの

心をくれないなら愛しているなんて言わないで

優しくなんて…しないでよ

私を抱いたりしないでよ…

怯えていたら 綺麗になれない

昔 誰かが…囁いてた

それが どういう 意味なのか

人生 重ねて ようやく分かる

素敵な女性になりたくて

だけど普通になれなくて

幾つになっても
泣き虫で

それでも明日は
やってくる…

貴方が 元気に なるのなら

たぶん…それが…私の幸せ…

貴方の命が私の中で…歌となって…生きてゆくのね

貴方の命が私の中で…歌となって…
生きて…逝くのね

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