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復讐の教室

[234]  MASH  2007-03-14投稿
硬い椅子の脚に鼻をぶつけた俺はぶざまに床に転がった。
鉄の味がする口のなかは切れて血だらけのようだった。
痛みで涙がにじむ目を上に向けると、ニキビ面が笑っている。俺は立ち上がった。
「あらぼくぅ。お口怪我してるわよぉ」
耳障りな声でそう言ったのはニキビ面の隣にいる背の低い細長い顔した奴だ。俺がそいつに殴り掛かろうとしたとき後頭部に縦笛の一撃を喰らった。
後ろにいるのはずんぐりした豚みたいな顔の奴で背後からの攻撃専門だ。
騒音を貫くようにチャイムがなる。
前と後ろから一発ずつ蹴りを喰らい俺は転倒する。 立ち上がったときには周りには誰もいない。
教室に入って来た先生が言う。
「早く席に付け!」
俺は黙って席に付く。
一時間目の授業が始まった。

そう。俺はいじめられっ子だ。
俺には友達はいない。酒飲みの親父が一人。母さんは二年前にでていった。
先生はあてにならない。怪我を見ても、いじめの現場を見ても鼻にもかけない。まるで俺など存在しないかのように。
お先真っ暗だ。
さて皆さん。俺は自殺でもするのだろうか?答えはNOだ。
見ていろ。自殺するのは奴らの方だ。俺を見下し、蔑む奴らを、俺は絶対許さない。

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